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武装集団が集落襲撃、24人殺害、負傷者多数 ナイジェリア北西部

ザムファラ州を含むナイジェリア北部では近年、「バンディット」と呼ばれる武装集団による襲撃が頻発している。
ナイジェリア、地元で「バンディッド」と呼ばれている武装勢力の戦闘員(Getty Images)

ナイジェリア北西部ザムファラ州で武装集団による襲撃事件が発生し、少なくとも24人の農民が死亡、多数が負傷した。地元当局が23日、明らかにした。それによると、事件は22日、州郊外の複数の集落で発生。銃で武装した集団がオートバイで集落に押し入り、作業中の農民らに向けて無差別に発砲したという。

ロイター通信は目撃者の話しとして、「盗賊団による襲撃は昼過ぎに始まり、不意を突かれた住民たちは畑や周辺の茂みに逃げ込もうとしたものの、多くが銃殺された」と伝えている。

地元当局は多数の負傷者が病院に搬送されたと報告。死者数は増える可能性があるとしている。現場は医療施設や治安部隊の拠点から離れた場所に位置し、救助活動に時間を要したとされる。

ザムファラ州を含むナイジェリア北部では近年、「バンディット」と呼ばれる武装集団による襲撃が頻発している。この集団は集落への襲撃や誘拐、家畜の略奪、身代金目的の拉致などを繰り返し、地域住民の生活を脅かしている。農業が主要産業である同州では、農民が畑で作業中に襲撃される事件が後を絶たず、生産活動や食料供給にも深刻な影響を及ぼしている。

住民によると、武装集団は多数のオートバイに分乗して村に侵入し、短時間で犯行を終えると周辺の森林地帯に逃走した。こうした機動力を生かした襲撃が繰り返されており、治安部隊による追跡や制圧を困難にしている。事件後、地域住民からは政府による警備体制の強化を求める声が相次いだ。

ナイジェリア北東部で西アフリカ最大のイスラム過激派ボコ・ハラムやその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」による活動が続く一方、北西部ではバンディットによる治安悪化が深刻化している。

中央政府は軍・警察による掃討作戦を継続しているものの、広大な森林地帯を拠点とする武装集団の活動を完全に封じ込めるには至っていない。ザムファラ州では今年に入ってから大規模な襲撃事件が相次ぎ、多数の死傷者が出ていることから、地域住民の不安は一段と高まっている。

今回の襲撃も北部における治安情勢の厳しさを浮き彫りにする事件となった。

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