アルカイダ系組織JNIMがマリ軍基地を襲撃、兵士150人殺害、93人拘束と主張、映像も公開
JNIMは2017年、マリで活動していた4つのアルカイダ系組織が統合して誕生。現在はマリを中心にサヘル地域で活動している。
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アルカイダ系武装組織「イスラム・ムスリムの支援団(JNIM)」が19日、アフリカ西部・マリ中部の軍基地を攻撃し、兵士150人を殺害、93人を拘束したと主張した。JNIMは拘束したとするマリ軍兵士数十人の映像を公開し、組織のメディア部門を通じて攻撃の成果を発表した。
JNIMによると、殺害した兵士には大佐2人と大尉1人が含まれるという。一方、マリの軍事政権は攻撃について、武装勢力側に「数十人」の死者が出たほか、多数のオートバイやピックアップトラックを破壊したと発表しているが、自軍の死傷者数については明らかにしていない。
マリ軍報道官は今回のJNIMの主張についてコメントを出していない。
今回の攻撃は2021年の軍事クーデター以降、軍政による統治が続くマリの安全保障情勢が不安定であることを示すものとなった。マリでは隣国のブルキナファソ、ニジェールとともにイスラム過激派による攻撃が続いている。3カ国の軍政はフランスなど西側諸国との関係を断ち切り、ロシアに支援を求めてきた。
専門家は今回の攻撃について、兵士の士気だけでなく、JNIMが軍事装備を鹵獲した可能性にも注目している。軍事基地への大規模攻撃と捕虜映像の公開は軍政側にとっても安全保障上の問題となっている。
JNIMは2017年、マリで活動していた4つのアルカイダ系組織が統合して誕生。現在はマリを中心にサヘル地域で活動している。近年は軍事施設への攻撃だけでなく、燃料供給など重要インフラにも影響を及ぼしており、今回の攻撃をめぐっても、同組織の活動能力とマリ軍政の治安維持能力が改めて問われる形となった。
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