インドネシア東部地震、死者68人に、被害の全容いまだ不明
地震は15日朝、東ヌサトゥンガラ州沖で発生した。
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インドネシア東部フローレス島で15日に発生したマグニチュード7.7の地震について、当局は17日、これまでに68人の死亡を確認し、200人以上が負傷、約4500戸の住宅が被害を受けたほか、1万9000人余りが避難を余儀なくされていると明らかにした。インドネシアは17日に独立記念日を迎えたが、祝賀ムードはゼロで、多くの被災者が食料や水、医薬品などの支援を待っている。
地震は15日朝、東ヌサトゥンガラ州沖で発生した。震源の深さは10キロと浅く、強い揺れによって多くの建物が倒壊したほか、各地で土砂崩れが発生した。その後も1500回を超える余震が観測され、住民の間ではさらなる被害への警戒が続いている。沿岸部では津波も発生し、一部地域では1.6メートルを超える波が確認された。
救援活動は道路の寸断や土砂崩れ、停電、通信障害などに阻まれている。特に山間部や離島では被害状況の把握が難しく、救援隊が到達できない集落も残る。軍や警察が中心となって食料、医薬品、テントなど100トンを超える緊急物資を輸送しているが、被災者の増加に対応するにはなお時間がかかるとみられる。医療施設も被害を受けたため、屋外に臨時の医療施設が設けられた。
中央政府は14日間の非常事態を宣言し、救援と復旧を急いでいる。17日の独立記念日にはプラボウォ(Prabowo Subianto)大統領らが犠牲者への祈りと黙とうを呼びかけた。独立を祝う国家的な節目が、地震の犠牲者を悼み、被災者への支援を優先する1日に変わった格好だ。
インドネシアは複数のプレートが交差する環太平洋火山帯に位置し、地震が相次いでいる。フローレス島周辺でも1992年の地震と津波で約2500人が死亡した。今回の災害は地震多発国であるインドネシアが抱える防災上の課題を改めて浮き彫りにした。
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