ドイツ極右政党AfD、ザクセン・アンハルト州議会選挙で勝利目指す
AfDは移民政策の厳格化などを掲げ、欧州の国境管理をめぐっても強硬な姿勢を示してきた。
」のワイデル党首(AP通信).jpg)
ドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が9月6日に行われるザクセン・アンハルト州議会選挙での勝利を、将来的な連邦政府入りへの重要な足掛かりと位置付けている。AfDのワイデル(Alice Weidel)党首は23日、公共放送ZDFのインタビューで「われわれはザクセン・アンハルト州で政権を樹立する」と述べ、単独で州政府を運営することにも自信を示した。
世論調査ではAfDが強い支持を集めている。地元メディアの最近の調査ではAfDの支持率が41%に達し、与党・キリスト教民主同盟(CDU)の24%を大きく上回った。ドイツ東部ではAfDが特に強く、移民政策や治安、経済への不満などを背景に、既存政党からAfDへ票が流れる構図が続いている。
AfDにとって今回の選挙が重要なのは、州政府を実際に運営することで、単なる抗議政党から政権担当能力を持つ政党へ転換できる可能性があるためだ。ワイデル氏は、他党がAfDとの協力を拒否する「防火壁(ファイアウォール)」が、結果的にCDUなど既存政党を弱体化させ、AfDへの支持を押し上げていると主張している。
一方、主要政党はAfDとの連立を拒否している。AfDが州議会で最大勢力となった場合でも、単独過半数を確保できなければ政権樹立には他党の協力が必要となるため、「防火壁」が維持されるかどうかが焦点となる。AfDをめぐっては民主主義への脅威を指摘する声も強く、国内の政治的対立をさらに深める可能性がある。
さらにAfDの勢いはザクセン・アンハルト州だけにとどまらない。9月にはベルリン、メクレンブルク・フォアポンメルン州でも選挙が予定されており、東ドイツでの相次ぐ選挙がAfDの全国的な勢力拡大を測る試金石となる。最近の全国世論調査でもAfDの支持率は27%で、CDUの22%を上回り、連邦レベルでも最大勢力を狙える位置にある。
AfDは移民政策の厳格化などを掲げ、欧州の国境管理をめぐっても強硬な姿勢を示してきた。ザクセン・アンハルト州での勝利が実現すれば、AfDにとって初めての州政権掌握となり、ドイツの政党政治に大きな転換をもたらす可能性がある。
9月6日の選挙は単なる州議会選挙ではなく、AfDが将来、連邦政府を目指せるのかを占う試金石となる。
.jpg)
