豪州、哺乳類への鳥インフル感染確認、オットセイの死骸から検出
オーストラリアでは2026年6月に初めてH5N1型が確認されて以降、野鳥を中心に感染が拡大している。
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オーストラリア政府は23日、国内で初めて哺乳類から高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)が検出されたと発表した。感染が確認されたのは南オーストラリア州ビーチポートで死んでいるのが見つかったミナミオットセイで、検査によってH5N1型への感染が判明した。当局は野鳥から感染した可能性が高いとみている。
オーストラリアでは2026年6月に初めてH5N1型が確認されて以降、野鳥を中心に感染が拡大している。8月上旬には南オーストラリア州で海鳥の大量死が初めて確認されるなど、野生動物への影響が顕在化していた。今回のオットセイへの感染は、鳥類にとどまっていたウイルスが哺乳類にも広がったことを示す事例となる。
感染したオットセイに外傷はなかった。専門家によると、オットセイは海岸や海上で野鳥と接触する機会があるため、ウイルスにさらされる可能性がある。現時点では、この個体以外の海洋哺乳類で感染が確認されたとの情報はなく、哺乳類間で感染が広がっていることを示す証拠もない。
一方、当局にとって最大の懸念は、H5N1がさらに多くの野生動物へ拡大することだ。海外ではH5N1によってアザラシなど海洋哺乳類の大量死が発生した例があり、オーストラリアでも固有種への影響が懸念されている。現段階で家禽への感染は確認されていない。
連邦政府は野鳥や海洋哺乳類の監視を強化し、感染状況の把握を進めている。
