バングラ外相、ハシナ元首相に帰国発言に言及「即収監される」
ハシナ氏は2024年8月、学生主導の反政府運動を受けて辞任し、インドに逃亡した。
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バングラデシュのシャマ外務担当国務大臣は13日、インドに亡命中のハシナ(Sheikh Hasina)元首相が帰国した場合、直ちに収監されるとの見通しを示した。ハシナ氏は今月、ロイター通信のインタビューで、2026年12月ごろに帰国し、裁判所に出頭する意向を明らかにしていたが、政権側は「法に基づく手続きが優先される」として強硬姿勢を崩していない。
ハシナ氏は2024年8月、学生主導の反政府運動を受けて辞任し、インドに逃亡した。国連は当時の治安部隊によるデモ鎮圧で約1400人が死亡したと指摘し、ハシナ政権による武力行使を巡って国際的な批判が高まった。
その後、同国の特別法廷はデモ弾圧を命じたとしてハシナ氏を人道に対する罪で裁き、欠席裁判で死刑判決を言い渡した。ハシナ氏は一連の容疑を全面的に否認している。
現政権はバングラデシュ民族主義党(BNP)のラーマン(Tarique Rahman)首相が運営している。政府はハシナ氏の身柄引き渡しをインド政府に要請しているが、インド側はこれを拒否している。
ハシナ氏はロイターの取材に対し、自身だけでなく国外に退避しているアワミ連盟幹部も帰国し、司法手続きに従う考えを示した。また「逮捕や死刑になっても祖国に戻る」と述べ、裁判を通じて自らの立場を訴える姿勢を強調した。一方、シャマ氏はこの発言について「国外に逃れた党関係者を結集させるための政治的戦略だ」と批判し、帰国時期を遅らせる理由はないとの認識を示した。
アワミ連盟は政変後に活動を禁止され、多くの党幹部が逮捕されるか潜伏生活を余儀なくされている。当時の野党はハシナ政権下での強権的な統治を厳しく非難する一方、支持者は裁判が政治的意図に基づくものだと反発している。
ハシナ氏の帰国が実現すれば、司法手続きだけでなく、国内政治やインドとの外交関係にも大きな影響を及ぼす可能性がある。長年にわたり同国政治を主導してきた指導者の帰国問題は、民主化と法の支配の在り方を巡る議論を一段と深めることになりそうだ。
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