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インドネシア給食無償化:食中毒相次ぐ、3日間で1700人超が体調不良

プラボウォ大統領が2025年に開始した給食無償化は数千万人の子どもの栄養状態を改善することを目的とし、約129億ドルの予算が投じられている。
2026年9月2日/インドネシア、東ジャワ州の医療機関、学校給食を食べて体調を崩した学生たち(ロイター通信)

インドネシア政府が進める学校給食・栄養支援プログラムを巡り、食中毒とみられる症状を訴える生徒や教職員が相次いでいる。9月3日までの3日間だけで1700人以上が体調不良を訴え、制度の安全管理に対する懸念が一段と強まっている。

中部ジャワ州ラスムでは高校の生徒752人と教職員25人が給食を食べた後に下痢や嘔吐などの症状を訴えた。提供された料理には焼き鶏が含まれており、配膳前にその一部で「異変」が確認されたという。調理は午前3時に行われ、実際に食べられたのは正午頃で、15人の生徒・教職員が入院した。

このほか東ジャワ州では約700人、西スマトラ州では237人が食中毒被害を受けた。これらを合わせ、今週に入って無料給食に関連して体調を崩した人は1700人を超えた。一部の国会議員は一連の問題について、単発の事故ではなく「制度上の失敗」と指摘している。

プラボウォ(Prabowo Subianto)大統領が2025年に開始した給食無償化は数千万人の子どもの栄養状態を改善することを目的とし、約129億ドルの予算が投じられている。一方、これまでにも大規模な食中毒が繰り返され、汚職疑惑や運営責任者の交代なども問題となってきた。

当局は食材の不適切な保管や調理済み食品の配送遅延が食中毒の原因になった可能性があるとして調査を進めている。9月1日時点で、同制度に関連する食中毒の影響を受けた人は5万人に達した。

政府にとって、給食の量を拡大するだけでなく、調理から配送、配膳までの衛生管理を抜本的に改善できるかが大きな課題となっている。

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