◎インドでは手抜き工事や規則の不履行による建造物の崩壊事故が多発している。
2023年4月14日/インド、ジャム・カシミール州、崩壊した鉄橋と野次馬(AP通信)

インド北部ジャム・カシミール州で14日、過密状態の鉄橋が崩壊し、10歳の少女が死亡、少なくとも70人が重軽傷を負った。

事故は同州郊外の寺院近くで発生。春の収穫期を祝う祭りに向かう人々が橋に殺到し、重量に耐え切れず崩落したようだ。

地元当局は声明で、「橋の制限重量を大幅に上回る人が殺到し、崩壊したとみられる」と述べた。

それによると、少女は搬送先の病院で死亡。少なくとも7人が重体だという。

橋の上にいた人たちは7m程下の川に転落した。現場には野次馬が数百人集まり、転落した人を助け上げたり、写真を撮ったりしていた。

橋のすぐ近くにはヒンズー教の寺院が建っている。

インドでは手抜き工事や規則の不履行による建造物の崩壊事故が多発している。

中部マディヤプラデシュ州のヒンズー教寺院で先月末に発生した井戸の崩壊事故では少なくとも11人が死亡した。

昨年10月には西部グジャラート州モルビの吊り橋が崩落し、数百人が川に転落。130人以上が死亡した。

ジャム・カシミール州はヒマラヤ山脈の麓に位置する。

スポンサーリンク