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インド「ゴキブリ人民党」が選挙管理委員長の辞任要求、若者主導の抗議が全国に拡大

抗議の焦点となっているのは、有権者名簿の改訂だ。
2026年10月2日/インド、首都ニューデリー、風刺政治団体「ゴキブリ人民党」の支持者と治安部隊(ロイター通信)

インドで10月2日、若者主導の風刺政治団体「ゴキブリ人民党(CJP)」の支持者数百人が金融都市ムンバイで抗議集会を開き、選挙管理委員会のクマール(Gyanesh Kumar)委員長の辞任を要求した。別の学生・市民団体も首都ニューデリーで抗議を予定していたが、警察が集会を認めず、参加者の一部を拘束した。

抗議の焦点となっているのは、有権者名簿の改訂だ。選管は昨年から全国的な本人確認作業を進めており、重複登録者や死亡者、資格のない登録者を名簿から除外し、正確性を高めることが目的だと説明している。

一方、CJPや野党勢力は、この作業によって資格のある有権者まで大量に名簿から外され、モディ(Narendra Modi)首相率いる与党・インド人民党(BJP)に有利になるよう選挙制度が運用されると主張している。選管と政府はこうした主張を否定している。

クマール氏をめぐる批判は9月以降強まった。地元紙インディアン・エクスプレスは、選管の2人の副委員長が過去10カ月間に少なくとも14回、有権者名簿の改訂や登録手続き、委員会のデジタルシステムについて懸念を示していたと報じている。選管は内部で異なる意見が出るのは珍しくなく、名簿改訂は合法と強調している。

CJPはアビジート・ディプケ(Abhijeet Dipke)氏が率いる。失業や大学入試問題の流出をめぐる若者の不満から今年発足し、試験問題流出への抗議運動を主導したことで全国的に知られるようになった。党名は最高裁判事が失業中の若者やネット活動家を「ゴキブリ」と呼んだことに由来する。

CJP側はクマール氏が辞任するまで抗議を続けるとしている。今後はムンバイに加え、ゴア、コルカタ、ベンガルールなど、主要都市でも抗議を予定するほか、国民会議派などの野党も別途抗議デモを始めるとしている。

有権者名簿をめぐる対立はインドの選挙管理制度をめぐる議論をさらに拡大させる可能性がある。

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