インド各地で選挙管理委員長の辞任要求デモ、警察が催涙ガスと放水
抗議を主導しているのは若者主導の風刺政治団体「ゴキブリ人民党(CJP)」だ。
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インド各地で25日、選挙管理委員会のクマール(Gyanesh Kumar)委員長の辞任を求める抗議デモが行われ、警察が催涙ガスや放水砲を使用して参加者を排除した。最大野党・国民会議派の党員らが中心となり、首都ニューデリーをはじめ複数の州都で抗議活動が広がった。
抗議を主導しているのは若者主導の風刺政治団体「ゴキブリ人民党(CJP)」だ。創設者のアビジート・ディプケ(Abhijeet Dipke)氏はクマール氏が9月26日までに辞任しなければ、10月2日からインド全土で抗議デモを開始すると表明した。CJPは今年7月にも全国的な抗議運動を展開し、試験問題流出をめぐって教育相の辞任につながった。
今回の抗議の背景には、有権者名簿の更新をめぐる問題がある。地元紙インディアン・エクスプレスは9月、選挙管理委員2人が過去10カ月間に少なくとも14回、主に有権者名簿の更新手続きについて、クマール氏に疑問や懸念を示していたと報じた。野党側はこうした名簿の変更がモディ(Narendra Modi)首相率いる与党・インド人民党(BJP)に有利になるよう操作されていたと主張している。BJPと選挙管理委員会はこの主張を否定している。
北部チャンディガルでは、抗議参加者がバスや警察のバリケードに上ったため、警察が放水を行った。ほかの地域でも警察がデモ隊を排除する対応を取り、ニューデリーを含めて抗議活動が続いた。今回の運動には国民会議派以外の野党勢力も加わっている。
一方、選挙管理委員会は、委員同士の意見の違いは組織内で通常起こり得るものだと説明し、これまでの行動はすべて合法だったとしている。クマール氏は今回の辞任要求についてコメントしていない。
選挙管理制度への信頼をめぐる対立が街頭での抗議に発展する中、クマール氏が辞任要求にどう対応するか、また10月2日に予定される全国的な抗議活動が実施されるかが注目されている。
