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ブラジル2026年9月前半インフレ率4.47%、市場予想上回る、大統領選控え物価高が焦点に

中銀は9月、政策金利を0.25ポイント引き下げ、13.75%とした。
ブラジル、首都ブラジリアの市場(ロイター通信)

ブラジルの9月前半のインフレ率が市場予想を上回った。ブラジル地理統計院(IBGE)が25日に発表したデータによると、9月前半の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.47%増となり、8月前半の4.24%を上回った。ロイター通信のエコノミスト予想の中央値は4.30%であった。

前月比では0.70%上昇。8月前半は0.40%の下落だったが、9月は上昇に転じた。項目別では住宅関連費が2.07%上昇、電気料金が主な押し上げ要因となった。食品・飲料価格も0.4%上昇した。

一方、中央銀行が設定する目標の範囲内には収まっている。同行のインフレ目標は3%±1.5ポイントで、4.47%は上限の4.5%をわずかに下回る水準である。

中銀は9月、政策金利を0.25ポイント引き下げ、13.75%とした。利下げは5会合連続で、同行は景気減速の兆候を踏まえて金融緩和を進めているが、今回の物価統計は今後の利下げ判断にとって新たな材料となる。

ブラジルでは来月、大統領選挙が行われる。インフレは主要な争点の一つで、ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領が再選を目指す一方、対立候補のフラビオ・ボルソナロ(Flávio Bolsonaro)上院議員との接戦が続いている。9月24日に公表されたダッタフォーリャの世論調査では、決選投票を想定した場合、ルラ氏47%、ボルソナロ氏45%だったが、誤差幅2ポイントの範囲内だった。

物価上昇が続けば、家計の負担や金融政策をめぐる議論にも影響する。中銀は景気を支えるため利下げを進める一方、インフレ圧力がさらに強まる場合には政策運営の難しさが増すことになる。

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