バングラデシュ元首相、12月に帰国の意向「いかなる犠牲を払っても」人道に対する罪で死刑判決
ハシナ氏は2009~24年まで首相を務めたが、学生運動を中心とする反政府デモが激化し、政権崩壊後にインドへ逃れた。
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バングラデシュのハシナ(Sheikh Hasina)元首相は5日、AP通信のインタビューで、インドでの亡命生活を終え、12月に帰国する決意を改めて表明した。2024年に発生した学生主導の抗議デモで政権を追われ、2025年には抗議参加者への弾圧を指示したとして、「人道に対する罪」で死刑判決を受けている。それでも「自分の運命が死であるなら、国民とともに死にたい」と述べ、帰国の意思は変わらないと強調した。
ハシナ氏は2009~24年まで首相を務めたが、学生運動を中心とする反政府デモが激化し、政権崩壊後にインドへ逃れた。国連の報告書によると、当時の弾圧では約1400人が死亡したとされる。同氏は責任を否定し、特別法廷の判決と裁判の正当性にも異議を唱えている。
バングラ政府はインドに対して繰り返し身柄引き渡しを求めてきたが、インド側は応じていない。ハシナ氏は帰国方法を明らかにしていないものの、帰国すれば逮捕される可能性が高い。本人も拘束、投獄、拷問、さらには殺害される危険を認識していると語った。
一方、同氏が率いてきた「アワミ連盟」は活動を禁止され、幹部の逮捕や国外逃亡が相次いでいる。ハシナ氏は2024年8月以降、党員少なくとも2万人が殺害され、数千人が逮捕や拷問、潜伏を余儀なくされたと主張する。政府は逮捕について、個別の容疑に基づくものと説明している。
今年2月の総選挙では、長年の政敵だったラーマン(Tarique Rahman)氏が勝利し、新政権が発足した。アワミ連盟は選挙への参加を認められなかった。ハシナ氏の帰国表明は、政党活動の禁止や政治的権利を巡る対立が続く同国の政治情勢を、さらに不安定化させる可能性がある。
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