ヒマラヤ山岳キャンプで雪崩、ネパール人作業員15人死亡
今年の秋季登山シーズンで最も多くの死者を出す事故となった。
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ネパール中部マナン地区のヒマラヤ山脈で9月27日、外国人登山家向けの山岳キャンプを設営していたネパール人作業員らが雪崩に巻き込まれ、少なくとも15人が死亡した。当局が10月1日、明らかにした。
それによると、現場は標高7126メートルのヒムルン・ヒマール。今年の秋季登山シーズンで最も多くの死者を出す事故となった。
雪崩が発生した際、作業員らは外国人登山家の到着に備えてテントを設置し、登山用のロープを固定する作業を進めていた。外国人登山家は事故当時、まだベースキャンプに到着していなかった。今回の犠牲者は全員、キャンプの準備を担っていた地元の作業員だった。
ネパール国立登山ガイド協会(NNMGA)によると、救助隊は10月1日までに15人の遺体を収容。1日には8人の遺体を新たに発見した。収容した遺体のうち、8人についてはヘリコプターで首都カトマンズへ搬送する予定となっている。
一方、作業員1人が依然として行方不明となっている。NNMGAは行方不明者が生存している可能性は低いとの見方を示し、近く捜索活動を打ち切ると明らかにした。
ネパールでは毎年、ヒマラヤの登山や観光を目的に数千人の外国人が訪れる。登山ガイドやポーター、キャンプ設営などの関連業務は地元住民の雇用を支えており、山岳観光はネパール経済にとって重要な産業の一つとなっている。
しかし、こうした山岳地域で働く作業員は、登山家と同様に厳しい自然環境にさらされている。近年は気候変動による氷河や積雪の融解が進み、危険性が一段と高まっている。今回の事故は、国際的な登山観光を支える労働者が負うリスクの大きさを改めて浮き彫りにした。
