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ブラジル当局、TikTok親会社に罰金、10代の個人データ処理を問題視

ANPDが特に問題視したのが、アカウントを作成せずに動画を閲覧できる「ログアウト状態のフィード」機能だ。
ティックトックのロゴ(Getty Images)

ブラジル国家データ保護局(ANPD)は25日、動画投稿アプリ「TikTok」を運営する中国IT大手「字節跳動(バイトダンス)」に対し、10代の利用者の個人データを適切な法的根拠なく処理したとして、1億5380万レアル(約4700万円)の罰金を科したと発表した。対象となったのは13~18歳の利用者で、ブラジルの個人データ保護法に違反したと判断した。

ANPDが特に問題視したのが、アカウントを作成せずに動画を閲覧できる「ログアウト状態のフィード」機能だ。この機能によって、年齢確認を受けていない子どもや10代がTikTokを利用できる状態になっており、未成年者のデータが大規模に処理されるリスクを高めていると当局は指摘した。同機能はブラジルでは利用できる一方、米国や欧州では登録ユーザーに限定されているという。

バイトダンスはコメントを出していないが、ANPDによると、同社は法令順守を強化することで同意した。今回の決定では、適切な法的代理や支援が整っていない10代利用者の個人データについて、60営業日以内に削除することが求められている。また、データを第三者と共有していた場合には、その第三者にも通知する必要がある。違反状態が続けば、削除や通知などの義務について1日当たり13万7081レアルの追加制裁金が科される可能性がある。

今回の措置は、ブラジルが子どもや10代のインターネット利用を巡る規制を強化する中で行われた。3月には「デジタル児童・青少年法」が施行され、オンラインサービスに対して未成年者の安全確保をより厳格に求めている。ANPDは今後、TikTokだけでなく、22のデジタルプラットフォームやSNSを対象に新たな監視手続きを開始する方針も示している。

TikTokを巡っては、欧米などでも子どもの個人情報や安全対策が問題となっており、各国が規制を強めている。今回のブラジルの措置はSNS事業者に対し、未成年者を対象とする年齢確認や個人データの取り扱いについて、より厳格な対応を求める国際的な流れが南米にも広がっていることを示した。

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