SHARE:

スウェーデン総選挙、与党が野党との差縮める=世論調査

今回の選挙では生活費の上昇や治安、移民、犯罪、エネルギー供給などが争点となっている。
2026年8月18日/スウェーデン、首都ストックホルムの通り(ロイター通信)

スウェーデンで9月13日に行われる総選挙を前に、クリステション(Ulf Kristersson)首相率いる右派連立政権が支持率で野党に後れを取る一方、その差を縮めている。8月11~23日に行われたロイター/イプソス世論調査では、中道左派の野党4党が52.4%、与党陣営が45.6%となり、両陣営の差は6.8ポイントとなった。6月の調査では差が9.5ポイントだったため、与党が差を縮めた形だ。

野党側はアンデション(Magdalena Andersson)前首相率いる社会民主党を中心に4党で構成される。野党4党の支持率は6月の53.8%から低下したものの、2022議会選挙で獲得した48.9%を上回っている。一方、与党陣営には穏健党などの右派政党に加え、極右のスウェーデン民主党が協力勢力として位置している。

今回の選挙では生活費の上昇や治安、移民、犯罪、エネルギー供給などが争点となっている。特に犯罪対策や移民政策は右派陣営が重視してきた分野であり、政府側はこうした政策への有権者の支持を取り込み、選挙戦終盤で巻き返しを図る構えだ。一方、野党は生活コストへの対応などを訴え、政権交代を目指している。

ただし、別の世論調査では野党側の優位が示されている。8月13日に公表された地元メディアの調査では、野党4党の支持率が50.6%だった。さらに公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)が18日に報じた別の調査では、野党が与党に10ポイントの差をつけており、調査によって数値には開きがある。

現時点では野党陣営が優勢であるものの、与党側も支持率を回復させている。9月13日の投票までに各党がどの争点を前面に押し出し、無党派層や浮動票を取り込めるかが勝敗を左右することになりそうだ。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ