スウェーデン総選挙、世論調査で野党大きくリード、与党劣勢
調査は8月3~16日に約3000人を対象に実施された。
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スウェーデンで9月13日に行われる総選挙を前に、中道左派の野党勢力がクリステション(Ulf Kristersson)首相率いる右派政権を大きくリードしている。公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)が18日に報じた世論調査では、野党4党の支持率合計が53.9%となり、右派4党の43.9%を10ポイント上回った。議席予測では野党側が196議席、与党側が153議席となり、政権交代が有力視されている。
調査は8月3~16日に約3000人を対象に実施された。最大野党・社会民主党は30.5%の支持を集め、2022年の前回選挙から0.2ポイント上昇した。党首のアンデション(Magdalena Andersson)前首相は4年間の野党生活を経て再び首相の座に就く可能性が高まっている。一方、クリステション氏が率いる中道右派・穏健党を中心とする右派陣営は劣勢に立たされている。
今回の選挙戦では生活費の上昇、治安、移民、犯罪、エネルギー供給などが主要な争点となっている。スウェーデンでは近年、ギャング犯罪の増加が大きな社会問題となり、移民政策や治安対策をめぐる議論が活発化している。右派政権は反移民を掲げるスウェーデン民主党の協力を得ながら政権運営を続けてきたが、今回の世論調査では与党陣営の苦戦が鮮明になった。
特に右派陣営にとって深刻なのが、連立与党の一角を占める自由党の支持低迷だ。同党は国会議席獲得に必要な4%の最低得票率を下回る水準にあり、議席を失えば政権維持が一段と難しくなる。直近の別の調査でも野党側が50.6%、与党が46.9%と優勢を維持している。
SVTは選挙直前にこれほど大きな支持率差を逆転した例はなく、与党が勝利するには「奇跡」が必要と報じた。
