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メキシコのブラスケム・イデサ、米国で連邦破産法11条の適用を申請

ブラスケム・イデサはメキシコでエチレンやポリエチレンなどの石油化学製品を生産しており、メキシコの製造業や化学産業にとって重要な企業の一つだ。
メキシコの石油化学会社ブラスケム・イデサのロゴ(Getty Images)

メキシコの石油化学会社ブラスケム・イデサは18日、米国で連邦破産法11条の適用を申請した。ブラジルの石油化学大手ブラスケムとメキシコのグルポ・イデサの合弁会社である同社は、債権者や株主との合意に基づき、債務を9億2000万ドル(約1468億円)超削減することを目指す。会社側は再建手続きを60~90日で終える見通しを示し、手続き中も事業運営は継続するとしている。

今回の申請は資金繰りが行き詰まった企業の清算を目的とするものではなく、債務負担を軽減し、事業を立て直すための再編措置と位置付けられている。ブラスケム・イデサはメキシコでエチレンやポリエチレンなどの石油化学製品を生産しており、メキシコの製造業や化学産業にとって重要な企業の一つだ。11条の下では、企業は事業を継続しながら債権者との交渉を進め、債務の返済条件などを見直すことができる。

親会社のブラスケムも深刻な財務問題を抱えている。南米最大級の石油化学会社であるブラスケムはブラジルや欧州、米国などの事業を合わせて100億ドルを超える債務を抱えており、債権者との間で債務再編を協議している。石油化学業界の長期的な低迷に加え、ブラジル北東部での塩採掘事業に関連した事故が財務状況を悪化させた。

ブラスケム・イデサの再編は親会社を含むグループ全体の財務再建の一環でもある。メキシコ子会社の債務を整理することで財務基盤を安定させ、石油化学事業を継続する狙いがある。今後、債権者との合意を確実に実行し、需要低迷が続く業界環境の中で収益力を回復できるかが焦点となる。

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