アルゼンチン・チリ国境トンネルが運用再開、悪天候で34日間閉鎖、過去最長
長期間にわたる物流停滞が解消に向かう一方、滞留車両が多いため、正常輸送に戻るまでには時間がかかるとみられる。
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アルゼンチンとチリを結ぶアンデス山脈の国境トンネルが18日、34日間にわたる閉鎖を経て再開した。大雪と強風に見舞われたためで、閉鎖期間は2023年に記録した26日間を上回り、過去最長となった。
国境トンネルはアルゼンチン西部メンドーサ州とチリを結ぶ重要な物流ルートであり、両国間の貿易を支える幹線の一つだ。今回の長期閉鎖によって数百台のトラックが立ち往生し、メンドーサ州では雪に覆われたトラックが長い列を作った。
現地メディアが公開した映像では、再開後、車両がゆっくりと動き始める様子が確認された。長期間にわたる物流停滞が解消に向かう一方、滞留車両が多いため、正常輸送に戻るまでには時間がかかるとみられる。
今回の悪天候にはエルニーニョ現象が影響している。専門家は2027年初めまで通常より強いエルニーニョ現象が続く可能性を指摘している。エルニーニョは南米各地の降水パターンに影響を及ぼし、ペルーやアルゼンチン、ブラジル南部では洪水を引き起こす恐れがあるほか、アンデス山脈では降雪量が増える可能性がある。
今回の国境閉鎖は異常気象が国際物流に直接的な影響を及ぼすリスクを改めて浮き彫りにした。特にアンデス山脈を越える輸送は代替ルートが限られるため、一つの主要国境が長期間閉鎖されれば、トラック輸送や両国間の貿易に大きな影響を与える。
国境トンネルは再開したものの、今後も大雪や強風が発生すれば通行が制限される可能性があり、両国にとって気象情報の共有や物流網の強化が課題となる。
