トランプ氏「イランとの協議予定ない」ホルムズ開放見通し立たず
トランプ氏は自身のSNSに声明を投稿。イランとの協議や会話は行われておらず、予定もないと明言した。
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トランプ(Donald Trump)米大統領は18日、イランとの間で協議は行われておらず、交渉予定もないと表明した。一方、イラン側は米国が6月に合意した暫定合意(覚書)の条件を履行しない限り、ホルムズ海峡を閉鎖したままにすると主張した。停戦期間の終了を迎えた米国とイランの間で、外交による緊張緩和の見通しが後退している。
トランプ氏は自身のSNSに声明を投稿。イランとの協議や会話は行われておらず、予定もないと明言した。また、ホルムズ海峡については「開いている」と主張し、米軍によって海峡の機雷が除去され、航行可能な状態になっているとの認識を示した。これに対しイラン側は海峡の閉鎖は継続しているとの立場を崩していない。
イランは18日、6月に米国と結んだ暫定合意の条件が満たされるまで、ホルムズ海峡を開放しないと表明した。条件には、米国によるイランの港湾封鎖や石油制裁の解除、凍結されたイラン資産の解放、軍事行動や脅迫の停止などが含まれる。イラン側はこれらが実現すれば交渉の余地があるとの姿勢を示している。
6月の暫定合意はより広範な合意を目指して60日間の交渉期間を設ける内容だった。しかし、期間終了までに新たな合意は成立せず、米国は延長を求めない方針を示している。イランも譲歩を拒み、対立が先鋭化した。イラン政府高官は外交的解決への道を閉ざしてはいないものの、降伏することはないとの立場を強調した。
ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ世界有数の海上交通路で、湾岸諸国から輸出される原油や液化天然ガスの輸送に欠かせない。現在も船舶の航行はごく一部に限られており、18日には航行中の船舶が飛翔体に攻撃されたとの報告も出ている。
米国とイランの主張が食い違う中、海峡閉鎖が長期化すれば、エネルギー供給への懸念が強まり、原油価格や世界経済にも影響を及ぼす可能性が高い。両国の対話が途絶えることで、中東情勢はさらに不安定化する恐れがある。
