ジョー・バイデン大統領／コロナ100日チャレンジタイムライン19

最終更新日：2021年2月18日5時35分

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2月16日

トランプ前大統領がトレードマークの親指を突き立てる

歴史的な2回目の弾劾裁判で勝利を勝ち取ったトランプ前大統領が数週間ぶりに姿を現し、共和党支持者を熱狂させた。

狂信的なプロトランプ支持者たちは沿道で旗、手、「ハッピー大統領の日」と書かれた看板を振り回し、前大統領への忠誠を誓った。

トランプ前大統領は支持者の温かい声援に応え、トレードマークの親指を突き立てた。

一連の集会の様子は、プロトランプ団体のYouTubeチャンネル「Right Side BroadcastingNetwork」でライブ配信された。

集会主催者によると、この集会は「トランプ大統領の日」「平和で愛国的な日」を祝うものだという。

下院、まもなく移民改革法案を提出

報道によると、下院は今週後半に移民改革法案を提出する予定だという。これは、トランプ政権の強硬な国境政策を覆すバイデン政権の野心的な試みのひとつである。

ABCニュースは、同法案は2月18日に提出される予定と報じた

法案に何が含まれるかは不明だが、バイデン大統領が就任初日に誓約した移民の扱いの改善などを反映している可能性が高い。

アメリカの移民政策を見直す過去の試みは、様々な人権問題を引き起こした。一部のメディアは、ホワイトハウスは移民関連の法案を分割提出することで、1件あたりの通過を早める可能性があると報じている。しかし、民主党のある補佐官によると、法案を分割する話し合いは行われていないという。

バイデン大統領はトランプ前大統領の移民政策を覆すいくつかの大統領令に署名している。これにより、メキシコの壁建設の予算は停止し、文書化されていない移民を国勢調査から除外する計画も覆された。

サキ報道官「大統領はDC暴動の調査委員会を支持する」

ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は記者団に対し、バイデン大統領はDC議会議事堂襲撃を調査する「9.11タイプの委員会」を支持すると述べた。

ジェン・サキ報道官：
「委員会の設立は議会の決定ですが、バイデン大統領もそれを支持しています」

「バイデン大統領は1月6日の悲劇的な出来事に対する見解を示しています。それには責任がどこにあるかを含みます。大統領は同じような事件の発生を防ぐために、暴動の真実を追求する議会の努力を支持します」

下院民主党はABCニュースの取材に対し、同委員会を設立する法案を今週中に（下院に）提出できる可能性があると述べたが、投票日については明らかにしなかった。

バイデン大統領、ウィスコンシン州のCNNタウンホールイベントへ

2月16日、ジョー・バイデン大統領はウィスコンシン州のCNNタウンホールイベントに出席する予定である。

バイデン大統領は同州ミルウォーキーで1.9兆ドル（200兆円）のコロナ救済計画の必要性を市民に訴え、その後ミシガン州のファイザーワクチン製造工場で関係者らと会合を行う。

上下両院の共和党員の一部はバイデン大統領のコロナ救済計画に反対しており、法案の交渉は難航することが予想される。

2月15日

ナンシー・ペロシ下院議長、1月6日のDC暴動を調査する「9.11タイプの委員会」を設立

2月15日午後、民主党のナンシー・ペロシ下院議長は声明で、1月6日のDC暴動を調査する「9.11タイプの委員会」を設立すると発表した。

報告によると、議会はラッセル・オノレ中尉に「暴動後」の議会議事堂の安全に関する報告書を提出するよう命じたという。

ナンシー・ペロシ下院議長（声明）：
「中尉の報告と弾劾裁判で、暴動が発生した経緯と真実に到達する。私たちはアメリカの安全を保護するために、9.11タイプの委員会を設立し、2021年1月6日のテロ攻撃の全てを調査する。これには、議会の対応、法執行機関の準備と当日の対応、権力の移行を拒んだ者の調査などを含む」

全国の共和党員が1.9兆ドルのコロナ救済計画を支持している

ホワイトハウス公共エンゲージメント局のセドリック・リッチモンド局長は15日午前の記者会見で、バイデン大統領のコロナ救済計画は全国の共和党員から支持されていると述べた。

セドリック・リッチモンド局長：
「私たちの提案は多くの共和党市長、知事、そして共和党支持者に支持されています。1.9兆ドル（200兆円）の提案に納得していないのは議会の共和党員の一部だけです」

「バイデン大統領は議会の支持を得られるかどうかを注視しています。しかし、私たちは待つつもりも速度を落とすつもりもありません。大統領は市民のニーズに応えることに念頭を置いています。彼は待ちません」

リッチモンド局長によると、バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領は速やかな法案の通過と支援のさらなる強化を望んでいるという。

局長は記者に、「連邦最低賃金（時給）15ドルを含む法案を共和党が認めると思うか？」と質問され、回答を避けた。バイデン大統領は時給15ドルを達成する予算を同法案に組み込むと主張しているが、議会の共和党員はこれに猛反発している。

局長は記者団に対し、「バーニー・サンダース上院議員が時給15ドルを強く推し進めています。私たちは抵抗があることを知っていますが、それは大きな問題ではありません。人々は悩んでいます。なぜ週40時間働いても貧困レベルから抜け出せないのかと...バイデン政権は労働者が抱える問題を無視しません。週40時間働けば、家族を養うことができると確信しています」

バイデン大統領が家族とマリオカートをプレイ

報道によると、ジョー・バイデン大統領はメリーランド州のキャンプデービッドで家族とマリオカートを楽しんだという。

バイデン大統領の孫、ナオミ・バイデン氏はインスタグラムに祖父の写真を投稿した。

ナオミ・バイデン氏によると、バイデン大統領はアーケードタイプのマリオカートをプレイしたという。同氏は投稿の中で、「祖父の腕は錆びついていたが、かろうじて私に勝った」と述べた。

ナオミ・バイデン氏：
「シークレットサービスは後部座席に座ってほしいと促したが、祖父は忠告を無視し、ハンドルを握った」

バイデン大統領がキャンプデービッドを訪れたのは初めて。

2月14日

コロナウイルス／アメリカの感染状況

ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、アメリカの累計感染者数は2月14日時点で2,765万件、累計死亡者は48.4万人。2月13日の新規陽性者数は84,727件、死亡者は3,373人だった。

・累計死亡者数：48万人を突破。世界最高を更新中。

・全米の1日あたりのワクチン摂取数：約160万回。

・カリフォルニア州の累計感染者数：348万人を突破。

・カリフォルニア州の累計死亡者：46,000人を突破。

・ロサンゼルス郡の累計感染者数：117万人を突破。

・ロサンゼルス郡の累計死亡者：19,000人を突破。

・テキサス州の累計感染者数：256万件を突破。

・テキサス州の累計死亡者：41,000人を突破。

・トランプ氏：弾劾裁判で無罪を勝ち取る。

・バイデン大統領：ホワイトハウスにいます。

・世界の感染状況（症例数）が減少傾向に。

・ニュージーランドのオークランドがロックダウンに移行。

【世界の感染状況／2021年2月14日時点】

バイデン大統領、銃規制改革に取り組むよう議会に呼び掛ける

2月14日、ジョー・バイデン大統領はフロリダ州パークランドの高校で発生した銃乱射事件の犠牲者を悼み、議会に銃規制改革に取り組むよう呼びかけた。

マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で3年前に発生した銃乱射事件では、生徒や教員17名が射殺され、事件の影響で心的外傷後ストレス障害（PTSD）を患った関係者2名がその後自殺した。

バイデン大統領は声明で、「私たちは次の銃乱射事件を発生させないために行動する。私たちは銃暴力の蔓延を終わらせ、学校と地域社会をより安全にするために行動する。今日、私は議会に常識的な銃規制改革を制定するよう呼びかけた。すべての銃の販売に厳格なチェックを設定し、マシンガン、ライフル、大容量マガジンなどの販売を禁止し、アメリカに戦争用武器を広めた銃メーカーの免責を排除する」と述べた。

バイデン政権の高官は先週、銃規制改革について銃規制擁護団体と話し合ったが、議会はコロナや弾劾裁判に翻弄され、この改革にはまだ取り組めていない。

ジョー・バイデン大統領：
「被害にあったすべての人々と、残されたすべての人々のために行動する時が来た」

「アメリカは銃による暴力で愛する人を失う痛みを知っている。そして、人種差別に関連する暴力で銃が使われていることを知っている。今日、私たちはパークランドで被害にあった人々を悼む」

トランプ弾劾弁護士の自宅に落書き、警察は捜査を開始

警察によると、トランプ前大統領の弾劾を阻止したマイケル・ファン・デル・ヴィーン弁護士の自宅前の車道に何者かがスプレーで落書きをしたという。

ファン・デル・ヴィーン弁護士の自宅はペンシルベニア州フィラデルフィアのウェストホワイトランドタウンシップ。車道に赤いスプレーで「反逆者」と書かれていたという。

ウェストホワイトランドタウンシップ警察署のスコット・ペジック刑事はAP通信に、容疑者はまだ捕まっていないと述べた。

2月13日

バイデン大統領はコロナ救済法案の速やかな議会通過を要求

ジョー・バイデン大統領は2月12日午後のプレスリリースの中で、約1.9兆ドル（200兆円）のコロナ救済法案の速やかな議会通過を要求した。

バイデン大統領は声明の中で、疾病予防管理センター（CDC）の勧告に基づき、「教師へのコロナワクチン接種」を優先するよう各州知事に促した。

ジョー・バイデン大統領（プレス）：
「CDCのガイドラインには社会的距離の確保、マスクの着用、手洗いの徹底など、学校を安全に再開する方法に関する最良の科学的根拠が含まれている」

「これらのガイドラインを満たすためには、クラスの人数を減らす、教師とサポートスタッフの数を増やす、通学バスの運用方法の見直し、教室のスペース、ハード対策の強化、清掃サービスの強化などが必要になる」

「学校で感染予防対策を実行するためには予算が必要だ。私たちは子供の教育を受ける権利を守る。子供、家族、教育関係者の安全を保つために、速やかな法案の通過を求める。怠慢のコストはあまりに大きい」

下院民主党は先週、コロナ救済予算決議を可決し、本体法案の通過準備を整えた。下院民主党は3月中旬までにバイデン大統領の手元に法案を届けたいと考えている。

弾劾裁判5日目／トランプ前大統領の無罪が確定

2月13日午後、上院投票の結果、トランプ前大統領の無罪が確定した。

投票結果は、「有罪57ー無罪43」だった。

トランプ前大統領を有罪にするためには、少なくとも共和党員17人が有罪に投票する必要があった。

弾劾裁判5日目／上院民主党は追加の証人召喚に反対した

ABCニュースによると、上院民主党員は下院民主党弾劾チームの証人召喚要求に一時反対していたという。

議員らは「コロナ救済法案の日程を狂わせる可能性がある」と主張した。

ホワイトハウスの関係者はABCニュースの取材に対し、「ホワイトハウスは証人の召喚やその中で行われた議論には関与していない」と述べた。

議論の結果、上院は共和党のジェイミー・ヘレーラ・ビュートラード下院議員の召喚のみを認め、他の証人が召喚されることはなかった。

ビュートラード氏は下院弾劾裁判で賛成に票を投じた共和党員のひとりである。

弾劾裁判5日目／証人の追加召喚はなし、まもなく最終弁論

2月13日午後、上院は証人の追加召喚は行わないことに合意した。なお、下院民主党弾劾チームが要求した共和党のジェイミー・ヘレーラ・ビュートラード下院議員の召喚は認められた。

チームトランプもビュートラード氏の召喚および対抗措置（証人の追加）は行わないことに合意した。

弾劾裁判5日目／上院共和党員は証人召喚に困惑

上院共和党員は下院民主党弾劾チームの証人召喚要求に困惑した。

ウィスコンシン州のロン・ジョンソン上院議員は、賛成に票を投じたミット・ロムニー上院議員を指さし、困惑した表情を浮かべたという。

ジョンソン氏は反トランプの先頭に立つロムニー氏に、「弾劾裁判は今日で終わらせるべきだった。あなたは自分を責めるべきだ。恥を知りなさい」と述べた。

民主党は共和党のジェイミー・ヘレーラ・ビュートラード下院議員の召喚を求め、上院はこの要求を「賛成55－反対45」で可決した。

弾劾裁判5日目／チームトランプは証人召喚に困惑

ABCニュースによると、トランプ前大統領の側近たちは民主党の証人召喚要求に困惑したという。

情報筋はABCニュースの取材に対し、「驚いた」「困惑している」「ビックリです」などと述べたという。

新たな証人の「想定外」の発言は、チームトランプを混乱させる可能性がある。

弾劾裁判5日目／上院は証人の召喚要求を可決

2月13日午前、上院は民主党の証人召喚要求を「賛成55ー反対45」で可決した。

召喚を認めた上院共和党員はリンジー・グラハム氏、ミット・ロムニー氏、スーザン・コリンズ氏、リーサ・マーカウスキー氏、ベン・サス氏の5人。

グラハム上院議員はトランプ前大統領の主要同盟国のひとりである。

弾劾裁判5日目／チームトランプは民主党の証人召喚要求を非難

チームトランプは弾劾裁判に共和党のジェイミー・ヘレーラ・ビュートラード下院議員を召喚すると主張した民主党の要求を非難し、実行すれば100人の証人を議会に召喚すると脅迫した。

チームトランプのマイケル・ファン・デル・ヴィーン弁護士は民主党の要求について、「彼らが証人を呼ぶのであれば、私は100人以上を呼び寄せるだろう。今日、裁判を終結させるべきだ」と述べた。

2月12日

弾劾裁判4日目／チームトランプ「民主党は憲法修正第一条を無視した」

2月12日午後、チームトランプのマイケル・ファン・デル・ヴィーン弁護士は政治における「憎悪」の高まりが混乱を引き起こしていると指摘したうえで、憲法修正第1条は全ての政治家の言葉に公平に適用されなければならないと主張した。

ファン・デル・ヴィーン弁護士はトランプ前大統領の演説と他の政治家の演説は判例法と憲法によって保護されていると述べ、民主党はそれを無視したと非難した。

マイケル・ファン・デル・ヴィーン弁護士：
「民主党は驚くべきことに、憲法修正第1条を無視することで自分の宣誓を無視しました。彼らはまた、選出された政治家が憲法修正第1条の権利を持っていると示した合衆国最高裁判所の判決を無視しました。これは信じがたいことです」

＜合衆国憲法修正第1条＞
・議会は国教の樹立を支援する法律の施行および、宗教の自由を禁じることはできない。また、 表現の自由、報道の自由、市民の平和的集会の権利、政府に苦情や救済などを請願する権利を制限することもできない。

弾劾裁判4日目／チームトランプ「今こそ団結すべきだ」

チームトランプのデビッド・シェーン弁護士は、「今こそ、団結と癒し、そして国全体の利益に焦点を当てるべきだ」と訴えた。

デビッド・シェーン弁護士：
「私たちは、興奮を冷まし、情熱を落ち着かせ、党派の境界線を超えるために努力すべきです」

シェーン弁護士は議員らに対し、上院共和党員を非難し打ち負かすべきではないと述べつつ、トランプ前大統領を慎重に擁護した。

下院民主弾劾チームは先日公開した暴動ビデオの中で、上下両院の議員が直面した危機を詳細に説明している。

デビッド・シェーン弁護士：
「民主党はトランプ大統領が選挙を盗んだとでっち上げ、裁こうとしています。2016年の選挙を覆そうとした下院民主党のジェイミー・ラスキン下院議員はなぜ有罪にならないのですか？」

弾劾裁判4日目／上院民主党員がチームトランプの弁護を却下

民主党のリチャード・ブルーメンソール上院議員は裁判の休憩中に記者団の前で、「チームトランプの弁護士は危険で歪んだ情報を発信している」と述べた。

リチャード・ブルーメンソール上院議員：
「トランプは武装した暴徒をワシントンD.C.に招待し、議会議事堂で行進するよう暴徒を煽り、ルートとタイミングを支持し、その後、暴動の発生を後悔することなく、ペンス副大統領、市民、議員らが危険にさらされたことにも興味を示さなかった」

「チームトランプの弁護士の発言は非常に歪んでおり、事件への怒りを増幅させるだろう」

弾劾裁判4日目／チームトランプ「暴動などなかった」

弾劾裁判初日に上院共和党員に批判されたチームトランプのブルース・キャスター.Jr弁護士は、トランプ前大統領は暴力を扇動しなかったと述べたうえで、「暴動などなかった」と訴えた。

ブルース・キャスター.Jr弁護士：
「暴動はありませんでした。暴動とは、国、政府、テレビ局の乗っ取り、そしてその計画を立てることが含まれます。つまり、権力を握るということです」

キャスター弁護士は、下院民主党の弾劾チームはトランプ前大統領のこれまでのコメントを意図的に切り取り、暴力を扇動したように見せかけていると非難し、「トランプ前大統領はアメリカ史上最も親警察で反暴力な大統領だった」と述べた。

ブルース・キャスター.Jr弁護士：
「トランプ大統領は暴力的な抗議者に対する怒り、法と秩序への愛情を誰よりも示しました。彼は1月6日の暴力を決して望んでいなかったと私たちは確信しています」

「民主党は1月6日のトランプ大統領の発言を操作し、上院を誤解させた。彼は支持者らに議会議事堂を襲撃するよう指示などしていません。彼は議会に不正選挙と戦うよう指示しただけです」

「民主党は動画を編集し真実をねじ曲げました」

ホワイトハウスのバレンタインデー

2月12日、ファーストレディのオフィスは声明で、「ホワイトハウスの芝生にファーストレディのサプライズバレンタインメッセージを設置しました」と発表した。

大きなハート形の切り抜きには、「団結」「優しさ」「癒し」などの言葉が記されていた。

ジル夫人は、バイデン大統領と飼い犬のチャンプとメジャーを引き連れ記者団の取材に応じた。

バイデン大統領は記者に、「コロナウイルスや弾劾裁判などで落ち込んでいる市民に伝えたいことはあるか？」と質問を受け、「くじけないでほしい」と答えた。

ジョー・バイデン大統領：
「希望があります。あなたはただ強くいなければなりません。多くの人が耐え難い苦しみを経験しました。彼らは家族を失い、子供を失い、夫、妻、母、父を失いました、それは耐え難いものです。しかし、亡くなった人々はあなたの心の中にいます」

メキシコの移民の受け入れ再開について

行政当局によると、政府はトランプ政権の「移民保護協定書（MPP）」を取り消し、メキシコで待機している移民の受け入れと処理手続きを来週から再開する予定だという。

当局者は新しい移民受入プログラムの第一段階は3つの入国管理箇所で始まり、「メキシコで米国移民法廷の手続きを待つよう指示された希望者の処理を含む」と述べた。このグループに該当する市民は約25,000人と伝えられている。

希望者はコロナ検査で合格した後、アメリカ国内の指定地に移動し、一定の監視下に置かれる。なお、入国後の監視・追跡方法については明らかにされていない。

行政当局は移民受入プログラムを実行すると、各入国管理箇所で1日あたり約300人の入国を許可できる可能性があると述べた。

2月11日

コロナウイルス／アメリカの感染状況

ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、アメリカの累計感染者数は2月11日時点で2,740万件、累計死亡者は47.3万人。2月10日の新規陽性者数は94,893件、死亡者は3,255人だった。

・累計死亡者数：47万人を突破。世界最高を更新中。

・1月の新規陽性者数：600万件以上。過去最高。

・1月の累計死亡者数：約9万人。過去最高。

・全米の1日あたりのワクチン摂取数：約160万回。

・カリフォルニア州の累計感染者数：345万人を突破。

・カリフォルニア州の累計死亡者：45,000人を突破。

・ロサンゼルス郡の累計感染者数：116万人を突破。

・ロサンゼルス郡の累計死亡者：18,000人を突破。

・テキサス州の累計感染者数：253万件を突破。

・テキサス州の累計死亡者：40,000人を突破。

・トランプ氏：弾劾裁判を観戦。

・バイデン大統領：ホワイトハウスにいます。

・上院トランプ弾劾裁判3日目。

【世界の感染状況／2021年2月11日時点】

ペロシ下院議長は、DC暴動で議員らを保護した法執行機関に議会名誉勲章を授与する予定

2月11日、民主党のナンシー・ペロシ下院議長は定例記者会見で、1月6日の議会議事堂襲撃中に議員らを保護した法執行機関関係者に議会名誉勲章を授与する法案を提出すると発表した。

議会名誉勲章は議会から与えられる最高の名誉である。

ナンシー・ペロシ下院議長：
「法執行機関の奉仕は民主主義に名誉をもたらした。彼らが金メダルを受け入れることで、議会名誉勲章の輝きはさらに増すだろう」

「ブライアン・シックニック将校、ハワード・リーベングッド将校、ジェフリー・スミス将校、負傷した140人以上の法執行官、そしてユージーン・グッドマン将校などの英雄の勇気を決して忘れてはならない」

米国議会議事堂警察のヨガナンダ・ビットマン署長は金メダルの授与について、とても素晴らしいことと述べた。

ビットマン署長は声明で、「つらい思いをした警察官の勇気を認めてもらうことはとても素晴らしいことです。議会が彼らの功績を褒めたたえることを誇りに思います」と語った。

弾劾裁判3日目／下院民主党「トランプを無罪にすれば、合衆国憲法を踏みにじるひどい前例になるだろう」

下院民主党弾劾チームのリーダー、ジェイミー・ラスキン下院議員は、トランプ前大統領は下院で有罪判決を受けており、暴動を扇動した証拠に基づき、上院もしかるべき措置を取らなければならないと訴えた。

ラスキン下院議員は現職の大統領が政府に対する暴力を扇動した場合、上院は速やかに弾劾に同意すべきだと述べた。

ジェイミー・ラスキン下院議員：
「暴動の扇動は犯罪であり、今回の弾劾も正しい道だと確信している。扇動を非難しなければ、私たちは合衆国憲法を無視したことになる。仲間だから、という理由で犯罪者を擁護することは許されない」

「暴動の扇動を犯罪と見なさなければ、上院は大統領の違法行為を見逃したことになる。合衆国憲法を踏みにじるひどい前例になるだろう」

ラスキン下院議員は民主党のジョー・ネグズ下院議員が、「あなたは暴動の扇動を証明できない。あなたは決してできないだろう」と笑われたことについて、「私のチームは証拠を不眠不休でまとめ上げた。私たちはその全てを提示する」と述べた。

弾劾裁判3日目／下院民主党「暴力の脅威は終わっていない」

下院民主党弾劾チームのダイアナ・デゲッテ下院議員は、トランプ前大統領の支持者の脅威は消えていないと主張した。

ダイアナ・デゲッテ下院議員：
「プラウドボーイズの指導者、スリーパーセンターズ民兵、ミリオンMAGAマーチの主催者は、1月20日の就任式に暴動を決行すると伝えられていました。法執行機関はそれらの脅威を封じ込めましたが、就任式の関係者は新たな暴動の発生を恐れていました。就任式が無事終わったことに心から感謝します」

デゲッテ下院議員は弾劾裁判の目的は、「トランプ前大統領を罰することではなく、過激な支持者らによるさらなる暴力を防ぐことにある」と述べた。

ダイアナ・デゲッテ下院議員：
「弾劾は新たな暴力を防ぐためのものです。私たちはトランプを罰するために行動したのではありません。私たちは彼が植えた憎しみの種がこれ以上実を結ぶのを防ぐためにここにいます。私たちは新たな暴力を防ぎ、非難しなければいけません。脅威はまだ終わっていなのですから」

弾劾裁判3日目／トランプ前大統領は弾劾裁判に腹を立てる

チームトランプのデビッド・シェーン弁護士はフォックスニュースのインタビューの中で、「1月6日の暴動の映像を繰り返し見せる民主党の戦法はアメリカを傷つける」と述べた。

デビッド・シェーン弁護士：
「私は弾劾裁判は決して起こらないはずだと主張してきました。もし起こったとしても、証拠が完全に欠如しています。市民は暴力でひどく傷つきました。裁判の期間はできるだけ短くすべきです」

「トランプ大統領はとても明るいです。大統領は暴力を非難しており、この暴力事件で起こったこととは決して関係を持ちたくないと言っています。大統領は関係者を非難し、暴動と結び付けられていることにかなり腹を立てています」

11日、シェーン弁護士は記者団に対し、「検察官（下院民主党弾劾チーム）は映画を作り、トランプ大統領と暴動を結び付けている」と民主党を非難した。

バイデン大統領「アメリカのインフラはステップアップしなければならない」

2月11日、ホワイトハウスで記者団の質問に応じたジョー・バイデン大統領は、中国の習近平 国家主席との電話会談は約2時間に及んだと述べた。

バイデン大統領は、「アメリカのインフラストラクチャーを強化しなければならず、怠れば中国のさらなる台頭を許すだろう」と危機感を示した。

ジョー・バイデン大統領：
「インフラの強化は極めて重要な課題であり、高速鉄道や自動車などへの投資の検討を指示した」

バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領は11日午前に超党派の共和党員グループと会い、インフラについて話し合ったという。

2月10日

弾劾裁判2日目／下院民主党「トランプは暴力の炎を煽り、作戦は成功した」

下院民主党弾劾チームのステイシー・プラスケット議員は、トランプ前大統領はサポーターの怒りを増幅させ、大統領職を放棄し、暴力を非難することを拒否したと訴えた。

ステイシー・プラスケット議員：
「擁護者たちはトランプは暴力を予見できなかったと主張している。しかし、彼のこれまでの行動と発言を見れば、1月6日の暴動は起こるべくして起きたものであり、予見不可という言い訳は誤りだ」

「トランプは暴動前の演説で抗議者らに議会議事堂に行進するよう呼びかけ、暴力の炎を煽った。さらに、抗議者の暴力をすぐに非難せず、彼らを称賛し、愛していると言った」

「武装勢力はトランプが大統領職を全うしていると信じていた。武装勢力は司令官の1月6日の演説通りに行動した。武装勢力は議会を制圧し、大声で叫び、誇らしげにトランプが勝利したと繰り返した」

「トランプは暴力の炎を煽り、それはとてもうまくいった。トランプが暴動を扇動した証拠はたくさんあるので、そのいくつかを紹介する」

プラスケット下院議員はトランプ前大統領の問題発言をまとめた動画を公開した。その中には昨年の第1回大統領選挙討論会の中でプラウド・ボーイズに「立ち止まって待機しろ」と言った発言などが記録されていた。

バイデン大統領は弾劾ではなく行政の優先事項に焦点を当てる、ホワイトハウス

ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は記者に、「弾劾裁判への関与を拒否するバイデン大統領の姿勢をどのように解釈したらよいか？彼は裁判の結果に興味がないのか？」と質問され、「市民は大統領に救済を求めている」と答えた。

ジェン・サキ報道官：
「市民はバイデン大統領が弾劾裁判に注力することを望んでいない。市民は仕事、支援、ワクチン、学校の再開を求めている。大統領はその要求に応えるだろう」

「大統領は弾劾裁判の判決に注目している。判決は裁判官が下す。彼は今、自分がすべきことに焦点を合わせている」

サキ報道官は記者に「バイデン大統領は弾劾裁判に何らかの方法で関与するのか？」と質問され、その可能性を除外しなかった。

弾劾裁判2日目／下院民主党「トランプは暴動の最高司令官だった」

検察官のジェイミー・ラスキン下院議員は、1月6日の暴動は事実に基づくものであり、今回の弾劾裁判は「暴動を扇動した個人に責任を負わせるためのもの」と主張した。

ジェイミー・ラスキン下院議員：
「私たちの手元にある証拠は、トランプ前大統領が無実の傍観者ではなかったことを示すだろう。トランプはアメリカの司令官としての役目を放棄し、危険な暴動の最高司令官に就任した、と証拠は示している」

「トランプは暴動に大喜びし、ツイートを送信して暴徒をさらに刺激したうえで、攻撃の進行中に暴徒に同情した」

「私たちは1月6日の狂気には原因があったと確信している。トランプは証拠を提示せずに選挙は盗まれたと繰り返し主張し、支持者を煽り、狂気と混乱を引き起こした」

弾劾裁判2日目

2月10日、下院民主党弾劾チームは1月6日のDC暴動やトランプ前大統領の発言などをまとめたプレゼンテーションを開始した。

2日目の討論は最大8時間を予定している。

下院民主党弾劾チームのリーダー、ジェイミー・ラスキン下院議員の補佐官によると、1月6日の暴動に関連する「これまでにないセキュリティ映像」を公開する予定だという。

チームトランプの弁護士チームはこれを迎え撃つ。

バイデン大統領、ミャンマーの軍事政権に制裁を科す大統領令に署名

2月10日午後、ジョー・バイデン大統領はミャンマーの軍事政権に関わる個人や団体に制裁を科す大統領令に署名したと発表した。

バイデン大統領は声明の中で、「アメリカはクーデターを指揮した軍の指導者、彼らの利益、そして彼らの親しい関係者や家族を即座に制裁することができる」と述べた。

ジョー・バイデン大統領：
「今週、強力な輸出規制を発動する。ミャンマーの市民にのみ利益をもたらすヘルスケアなどの分野への支援を維持しながら、軍事政権に利益をもたらすアメリカの資産は凍結する」

「将軍（ミン・アウン・フライン司令官）がアメリカで保有している政府の資金（10億ドル）にアクセスすることを防ぐための措置を講じている」

バイデン大統領は軍に権力を放棄し、民主的な政治指導者を直ちに釈放するよう求めた。アウンサンスーチー氏と政府高官は現在、自宅軟禁下に置かれている。

2月9日

コロナウイルス／アメリカの感染状況

ジョンズ・ホプキンズ大学のまとめによると、アメリカの累計感染者数は2月9日時点で2,710万件、累計死亡者は46.5万人。2月8日の新規陽性者数は89,727件、死亡者は1,596人だった。

・累計死亡者数：46万人を突破。世界最高を更新中。

・1月の新規陽性者数：600万件以上。過去最高。

・1月の累計死亡者数：約9万人。過去最高。

・全米の1日あたりのワクチン摂取数：約160万回。

・全米のワクチン接種者数：4,000万人を突破。（1回投与完了：約3,160万人、2回投与完了：約910万人）

・カリフォルニア州の累計感染者数：343万人を突破。

・カリフォルニア州の累計死亡者：44,000人を突破。

・ロサンゼルス郡の累計感染者数：115万人を突破。

・ロサンゼルス郡の累計死亡者：18,000人を突破。

・テキサス州の累計感染者数：251万件を突破。

・テキサス州の累計死亡者：39,000人を突破。

・トランプ氏：弾劾裁判を観戦。

・バイデン大統領：コロナ救済法案関連の会議。

・上院トランプ弾劾裁判開始。

【世界の感染状況／2021年2月9日時点】

弾劾裁判／上院室の様子

ABCニュースによると、弾劾裁判開始時、全上院議員（100名）が会議室内に集まっていたという。

裁判中は室内での電話は許可されないため、議員や関係者は入り口で電子機器類を全て守衛に預けている。

チームトランプの弁護士、ブルース・キャスター氏、デビッド・シェーン氏ら4名は、演台に最も近い席に座った。

裁判を主催するパトリック・リーヒ上院議員は両陣営に、「あなたたちは弾劾裁判を支持するか？それとも反対か？」と質問した。

下院民主党弾劾チームのジェイミー・ラスキン議員は「支持する」、チームトランプのキャスター弁護士は「反対する」と答えた。

その後、ラスキン議員は1月6日のDC襲撃の様子を記録したビデオを公開した。ABCニュースの記者によると、室内の空気は「恐ろしいほど張りつめていた」という。

記者は、「室内は暴徒の叫び声や雄たけびで満たされている」と述べた。

弾劾裁判／下院民主党は憲法の保護を主張

下院民主党弾劾チームのリーダー、ジェイミー・ラスキン議員は冒頭陳述で、「この事件は合衆国憲法を守るために実施される」と述べた。

ジェイミー・ラスキン議員：
「トランプ前大統領は、事件の真実を覆い隠すために弁護士を派遣した。彼らは在職中に犯した犯罪は免責されるべきと主張している。彼らは退任した大統領を裁判にかけることは違憲と主張している...」

チームトランプは元大統領を弾劾することは違憲と主張し、トランプ前大統領は2017年の就任宣誓に違反したという民主党の訴えも却下している。

弁護士のひとりは以前、「1月6日のトランプ氏のコメントおよびソーシャルメディアへの投稿は、合衆国憲法修正第1条によって保護されている」と述べた。

＜合衆国憲法修正第1条＞
・議会は国教の樹立を支援する法律の施行および、宗教の自由を禁じることはできない。また、 表現の自由、報道の自由、市民の平和的集会の権利、政府に苦情や救済などを請願する権利を制限することもできない。

上院、トランプ弾劾裁判の開始を宣言

民主党のチャック・シューマ―上院院内総務は、トランプ前大統領の2回目の弾劾裁判における宣誓決議案を提出した。

シューマー氏は声明で、「トランプ前大統領に対する告発の公正かつ正直な裁判を実施することは、私たちの義務である。私は公正な裁判を保証するよう上院に要請する」と述べた。

採決の結果、決議案は「賛成89ー反対11」で可決された。

「検察」の下院民主党チームと「被告」のチームトランプは弾劾採決を行う前に、それぞれ最大2時間の猶予を与えられている。

下院民主党弾劾チームが上院に入場

トランプ弾劾裁判で検察官を務める下院民主党弾劾チームが上院に入場した。

チームリーダーはジェイミー・ラスキン氏。

マドレーヌ・ディーン氏、ダイアナ・デゲット氏、テッド・リュー氏の3名が主任検察官を務める。

その他のメンバーはステイシー・プラスケット氏、デイビッド・シシリーニ氏、ワキーン・カストロ氏、ジョー・ネグズ氏、エリック・スウォルウェル氏。

チャック・シューマー上院院内総務「弾劾裁判、コロナ救済法案、上院公聴会を同時に処理できる」

2月9日早朝、民主党のチャック・シューマ―上院院内総務は、1.9兆ドル（200兆円）のコロナ救済法案および共和党との和解プロセスを担当する委員を引き連れ、会見に臨んだ。

シューマー氏は記者団に対し、「トランプ弾劾裁判、バイデン政権の高官の公聴会、そしてコロナ救済法案の審議を同時に処理する」と強調した。

チャック・シューマ―上院院内総務：
「上院は3つの案件を同時に処理できる。私たちは予防接種とワクチン展開を加速させ、中小企業と個人に支援を提供し、学校の再開を支援し、教師、消防士、ライフラインを守っている人、高齢者、医療従事者、その他の市民を保護する」

「弾劾裁判は予定通り本日から始まる」

バイデン大統領の最初の公式旅行はウィスコンシン州

CNNニュースは、ウィスコンシン州ミルウォーキーにジョー・バイデン大統領を招き、公開タウンホールイベントを開催すると発表した。

実施日は2月16日、司会はアンダーソン・クーパー氏。社会的距離を確保したうえで、市民からバイデン大統領に様々な質問をするという。