◎ボートはイタリア本土より北アフリカに近いランペドゥーサ島の南約10海里の地点で横転した。
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イタリア当局は18日、南部ランペドゥーサ島沖合で亡命希望者とみられる人々を乗せたボートが横転し、2歳の女児が死亡、数十人が救助されたと報告した。
報道によると、沿岸警備隊は43人を救助し、このうち3人が島の医療機関に搬送され治療を受けているという。
女児も救助され医療機関に搬送されたが、数時間後に死亡した。女児は母親と一緒にボートに乗り込んでいた。
沿岸警備隊は声明で、「情報収集を急いでいるが、ボートが横転した原因はまだ分かっていない」と述べるにとどめた。
報道によると、ボートはイタリア本土より北アフリカに近いランペドゥーサ島の南約10海里の地点で横転したという。
ボートが見つかった経緯や救助の詳細は明らかにされていない。
中東、アフリカ、アジアの紛争地域から逃れた多くの移民が北アフリカやトルコ西岸から頼りないボートに乗り、ギリシャまたはイタリアへの入国を試みている。
北アフリカのリビアやチュニジアを出港するボートの大半はイタリアのシチリア島またはランペドゥーサ島を目指す。
イタリア当局によると、リビアに拠点を置く人身売買組織はランペドゥーサ島を目的地に選ぶことが多いという。