ドイツLGBTパレード襲撃、容疑者がISに忠誠誓う動画を撮影
事件は25日午後、ベルリン中心部の公園で発生した。
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ドイツ連邦検察は28日、ベルリンで開催されたLGBTQ+の祭典「クリストファー・ストリート・デー(CSD)」の会場近くで発生した襲撃事件の容疑者が、過激派組織「イスラム国(IS)」への忠誠を誓う動画を自身の携帯電話に残していたと明らかにした。動画の人物は覆面姿だったが、捜査当局は事件を起こした21歳の男本人とみている。動画が撮影された時期は公表していない。
事件は25日午後、ベルリン中心部の公園で発生した。容疑者は車で群衆に突っ込み、刃物で通行人に切りかかった。これにより60代のポーランド人女性1人が死亡、29人が負傷した。
容疑者は現場から逃走し、翌27日、刃物を持って警察官に向かってきたため、警察官が発砲し、その場で死亡した。当局は事件について、イスラム過激思想に基づくテロである可能性が極めて高いとの見方を示していた。
容疑者は今年5月、「国家の安全を脅かす暴力行為を準備した罪」で有罪判決を受けていた。2025年にはISへの参加を目的に中東に渡航しようとしたほか、ISの宣伝活動に関与した疑いも捜査対象となっていた。しかし、少年法が適用されたため保護観察付きで釈放された。この判断を巡っては、危険性の高い過激派への対応として適切だったのかとの批判が高まっている。
事件を受け、中央政府は治安対策の見直しを進める方針を示した。ドブリント(Alexander Dobrindt)内相は危険人物に電子監視用の足首装着型端末を義務付ける制度や、予防的な身柄拘束を可能とする法整備を検討すると表明した。また、成人であっても少年法が適用される現行制度についても再検討が必要との認識を示した。
CSDは欧州最大級のLGBTQ+イベントとして知られる。今回の事件はドイツ社会に大きな衝撃を与え、過激派対策と市民の安全確保をいかに両立させるかが新たな課題となっている。
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