米国とイラン、戦闘再燃で緊張激化、「イランの報復」ホルムズ海峡や周辺国に拡大か
イランには今後、米国への直接攻撃に加え、中東地域に展開する米軍や米国の同盟国を通じて圧力を強める選択肢がある。
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米国とイランの戦闘が再び激化している。米軍は9月1日夜、イランに対する新たな攻撃を開始し、両国の紛争が再び戦闘状態に入った。これに対しイランはヨルダン、バーレーン、クウェート、イラクにある米国関連の施設を標的とするミサイル攻撃を行ったと発表した。
イランには今後、米国への直接攻撃に加え、中東地域に展開する米軍や米国の同盟国を通じて圧力を強める選択肢がある。特に重要なのが、世界有数の原油・ガス輸送路であるホルムズ海峡だ。イランはこれまでも、米国による経済的圧力が強まれば、海峡を通過するタンカーなどの航行を妨害する可能性を示唆してきた。
ホルムズ海峡での緊張が高まれば、イランだけでなく湾岸諸国の石油輸出にも大きな影響が及ぶ。実際、米国とイランの戦闘再開を受け、原油価格は上昇し、世界のエネルギー市場では供給不安が再び強まっている。海峡の通航がさらに制限されれば、原油価格のさらなる上昇やインフレ圧力につながる可能性がある。
イランには湾岸諸国やヨルダンなどにある米軍関連施設を攻撃する手段もある。これまでもイランは米国による攻撃への対抗措置として周辺国を標的にし、米軍基地だけでなくエネルギー関連施設などへの攻撃に拡大する可能性も指摘されている。こうした対応は、米国だけでなく地域の同盟国を戦闘に巻き込み、中東全体へ紛争が拡大する危険を伴う。
さらに、イランが経済面で対抗措置を強める可能性もある。米国は8月以降、イランの石油輸出や金融、海運などを対象とした制裁を拡大、同国経済への圧力を強めている。イラン側はこれを「経済テロ」と非難し、報復措置を取る可能性を警告してきた。
ただし、イランにとって報復の拡大は大きなリスクも伴う。米国は圧倒的な軍事力を持ち、イランによる攻撃が米軍や同盟国に重大な被害を与えれば、さらなる大規模攻撃を招く可能性がある。
イランは軍事的な対抗と経済的な生存の両立を迫られており、戦闘をどこまで拡大するかが今後の焦点となる。
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