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UAE、オマーン人副操縦士がテルアビブ便の自爆攻撃を計画と発表、機長らが阻止

UAEのシャムシ(Hamad Saif Al Shamsi)検事総長によると、計画は2001年9月11日の米同時多発テロに触発されたものだった。
フライドバイの旅客機(Getty Images/AFP通信)

アラブ首長国連邦(UAE)の検察当局は9日、ドバイを拠点とする航空会社フライドバイのオマーン人副操縦士が旅客機を乗っ取り、イスラエルのベングリオン国際空港のターミナルに突入させる自爆攻撃を計画していたと発表した。

事件は9月30日、ドバイ発テルアビブ行きの便で発生した。UAEのシャムシ(Hamad Saif Al Shamsi)検事総長によると、計画は2001年9月11日の米同時多発テロに触発されたものだった。

捜査によると、副操縦士は飛行中、操縦室で機長を非常用の斧で襲撃し、機体の制御を奪おうとした。旅客機は当時、サウジアラビア上空を飛行していた。襲撃によって機体は30秒間で約1万6000フィート(約4900メートル)急降下したが、機内にいた別の操縦士や客室乗務員、乗客らが介入し、副操縦士を取り押さえた。負傷した機長も救助され、同機はサウジの空港に無事着陸した。

UAE当局は、容疑者が事前にテルアビブ行きの便に2回搭乗し、飛行経路や空港の状況を把握していたと説明した。容疑者はテロを称賛する内容を含む資料やインターネット上の情報に接し、攻撃に向けて精神的、身体的な準備を進めていたという。捜査では、過激思想への傾倒が2017年、オーストラリア留学中に始まった兆候も確認された。

容疑者は2026年1月にフライドバイへ入社する前、オマーン航空など複数の航空会社で勤務していた。検察によると、採用時には操縦士免許や身元に関する証明書を含め、職務上および保安上の要件を満たしていた。採用手続きでは、過激思想やテロ計画を示す情報は把握されていなかったという。

容疑者は取り調べで犯行の動機や計画の経緯について供述し、単独で実行したと説明した。ただし、共犯者の有無については捜査が続いている。サウジ当局も同便に関する独自の調査を開始した。航空会社フライドバイはUAE検察の発表についてコメントしていない。

今回の事件は、航空会社の採用審査や乗務員の継続的な保安確認の難しさを示した。UAE当局は犯行計画の全容と関係者の有無を解明する方針だ。

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