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フライドバイ・テロ未遂、豪州当局が副操縦士を操作、過去の動向を追跡

事件は9月30日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからイスラエルへ向かっていたフライドバイFZ1073便で発生した。
2026年9月30日/イスラエル・テルアビブ近郊のベングリオン国際空港(ロイター通信)

オーストラリア当局は4日、イスラエル行きのフライドバイ旅客機で機長を襲撃し、機体を乗っ取ろうとした疑いが持たれている副操縦士について、同国との関係を捜査していると明らかにした。連邦警察、ビクトリア州警察、情報機関ASIOで構成する合同対テロチームが捜査に当たっている。

事件は9月30日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイからイスラエルへ向かっていたフライドバイFZ1073便で発生した。副操縦士はコックピット内で機長を非常用の斧で襲撃したとされる。機体は30秒間で約1万6000フィート(約4900メートル)急降下したが、乗客と乗員が副操縦士を取り押さえ、機内にいた別のパイロットが操縦を引き継いだ。同機はサウジアラビア北西部の空港に無事着陸した。

UAE当局は事件を「テロ攻撃」と位置付け、動機や背景を調べている。副操縦士はオマーン国籍のハマム・アルハマミ(Hamam al-Hammami)と報じられているが、UAE当局や航空会社は身元を公表していない。現在はUAE当局の拘束下にある。

豪州側の捜査で焦点となっているのが、容疑者の過去の滞在歴だ。ロイター通信によると、容疑者は2014年に学生ビザを取得し、2015年から2017年ごろまでメルボルンの大学で学んでいたとされる。豪州当局は、滞在中の活動や人間関係などを含め、事件につながる情報がなかったか確認している。

豪州メディアでは、滞在中に過激思想との接点があった可能性を指摘する報道も出ている。ただし、豪州政府は4日時点で捜査内容を公表していない。過去の豪州滞在そのものが事件への関与を意味するわけではなく、当局は慎重に事実関係を確認している。

今回の事件をめぐっては、イスラエル側もオマーン国籍の副操縦士がイスラエル行きの便に乗務していたのかを調べている。イスラエルとオマーンには外交関係がなく、乗務員の採用や身元確認、国際線の安全審査が適切だったのかも焦点となる。

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