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エリトリア、国連安保理に介入要請、エチオピアとの軍事的緊張高まる

サレハ氏は書簡で、エチオピアによる侵攻の主張を「宣戦布告」に相当すると位置付け、安保理にエチオピアを強く非難するよう要求した。
エチオピア、北部ティグレ州の避難所(Getty Images)

アフリカ東部のエリトリアは10日、隣国エチオピアとの軍事的緊張が高まる中、国連安全保障理事会に介入を要請した。ロイター通信によると、エリトリアのオスマン・サレハ(Osman Saleh Mohammed)外相は、エチオピアが主張するエリトリア軍の越境侵入について、戦争を正当化するための虚偽の 主張と反発し、国連憲章第7章に基づく抑止措置を求めた。

サレハ氏は書簡で、エチオピアによる侵攻の主張を「宣戦布告」に相当すると位置付け、安保理にエチオピアを強く非難するよう要求した。国連憲章第7章は国際平和と安全を維持するため、制裁から軍事的措置まで幅広い対応を認めている。ただし、エリトリアは具体的にどの措置を求めるのか明示していない。

一方、エチオピア政府も9日、安保理に書簡を送り、エリトリア軍が北部ティグレ州に最大約60キロ侵入したと主張した。エチオピア側は外国軍の侵攻に対して、自国を防衛する以外に選択肢はないと警告している。エリトリアは越境を否定している。

ティグレ州を含む北部地域では軍事活動も活発化している。エチオピア軍と親政府民兵は10日、エリトリア国境に近い集落をエリトリア軍とティグレ人民解放戦線(TPLF)から奪還したとされる。

ロイターによると、エチオピア軍は同地域周辺で無人機攻撃を実施し、エリトリア軍は付近の陣地から撤退したとされる。現地では爆発音も報告されている。

両国の対立には、エチオピアの紅海へのアクセス問題がある。1993年にエリトリアが独立して以来、内陸国となったエチオピアは海への直接的なアクセス確保を重要課題としてきた。エリトリアはエチオピアの海へのアクセス要求を自国への脅威と捉えている。

両国は2018年に和平合意を結んだが、2020~22年のティグレ紛争を経て関係が再び悪化した。今回の緊張激化は、同地域で大規模な戦闘が再発する懸念を強めている。国連安保理の対応と、双方が軍事衝突の拡大を回避できるかが焦点となる。

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