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トルコ当局、野党CHP所属のイスタンブール区長ら拘束、弾圧拡大

拘束されたのはイスタンブールの区長と5人の関係者で、ロイター通信によると、建築および建物使用許可に関する不正疑惑が理由とされている。
2025年9月7日/トルコ、最大都市イスタンブール、エルドアン政権に抗議する野党・共和人民党(CHP)の支持者たち(ロイター通信)

トルコ当局は29日、最大野党・共和人民党(CHP)所属のイスタンブール区長ら6人を拘束した。区長らは建築許可や使用許可をめぐる不正に関与した疑いを持たれているとされるが、野党側はエルドアン政権による政治的圧力の一環だと批判している。野党関係者への捜査が相次ぐ中、トルコ国内では民主主義や司法の独立性をめぐる懸念が強まっている。

拘束されたのはイスタンブールの区長と5人の関係者で、ロイター通信によると、建築および建物使用許可に関する不正疑惑が理由とされている。今回の措置は、近年続いている野党政治家や地方自治体関係者への捜査の中で行われたものだ。

トルコでは2024年の地方選挙でCHPが大きく躍進し、エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領率いる与党・公正発展党(AKP)に対する影響力を拡大した。それ以降、野党系自治体の首長や幹部を対象とする法的措置が相次ぎ、野党側は選挙で示された民意を弱める狙いがあると主張している。一方、政府はこれらの捜査は政治的なものではなく、汚職や法令違反への正当な司法手続きだとしている。

今回の拘束はイスタンブール市長で有力な野党指導者であるイマモール(Ekrem Imamoglu、勾留中)氏をめぐる問題とも関連している。イマモール氏はエルドアン氏のライバルと目されてきたが、汚職疑惑などをめぐって拘束され、野党支持者の間で大きな反発が起きた。野党側は政府が有力な大統領候補を排除しようとしていると非難している。

一方で、CHP内部でも混乱が広がっている。党首をめぐる司法判断や党内対立を背景に、野党勢力の再編が進んでおり、エルドアン政権への対抗軸をどう構築するかが課題となっている。

国際社会からも、トルコにおける司法制度の運用や政治的自由の状況を懸念する声が出ている。政府による野党関係者への捜査が続けば、国内の政治的分断がさらに深まる可能性がある。

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