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サウジとUAE政府高官が結束をアピール、SNSに声明投稿

両国は近年、中東地域における主要な同盟国として緊密な関係を維持してきたが、2026年に入ってから意見の食い違いが目立っていた。
ホルムズ海峡をめぐる米イラン戦争のイメージ(Getty Images)

サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の高官は21日、X(旧ツイッター)で両国の結束を強調するメッセージを相次いで発信した。両国はここ数カ月、外交や安全保障、エネルギー政策を巡る意見の相違から関係悪化が指摘されていたが、一連の投稿は両国の友好関係を内外に示し、緊張緩和を印象づける狙いがあるとみられる。

投稿したのは、サウジのアルドサリ(Salman bin Yousuf Al-Dossary)情報相と、UAE国家メディア庁のアルハメド(Abdulla bin Mohamed bin Butti Al Hamed)議長。両者はほぼ同時刻に内容の似たメッセージを公開した。アルハメド氏は「UAEとサウジアラビアの関係は、共通の歴史と深い兄弟愛、そして一つの運命によって結ばれている」と強調し、両国の指導者による協力関係を称賛した。サウジ側も両国の歴史的な結び付きを改めて訴え、相互協力の重要性を発信した。

これに先立ち、サウジのサルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)の側近がサウジ国防相とUAE副大統領が肩を組んで笑顔を見せる写真をXに投稿した。この投稿に対し、UAEの大統領顧問も「束ねられた槍は折れず、離れれば折れる」と応じ、結束の重要性を強調した。

両国は近年、中東地域における主要な同盟国として緊密な関係を維持してきたが、2026年に入ってから意見の食い違いが目立っていた。イランを巡る地域情勢への対応では、外交方針や安全保障上の優先事項に違いが生じたほか、5月にはUAEが石油輸出国機構(OPEC)を離脱するなど、エネルギー政策でも溝が広がった。また3月にはUAE当局がサウジ系テレビ局のXアカウントを利用停止にするなど、メディアを通じた応酬も両国関係の悪化を印象づけていた。

今回の一連の投稿は、こうした対立を沈静化させるための政治的メッセージとの見方が強い。中東ではイラン情勢や紅海の安全保障など地域全体の不安定化が続いており、湾岸諸国の連携強化がこれまで以上に重要となっている。

専門家は、両国が戦略的な協力関係を維持する必要性を再認識した結果、SNSを活用して国内外へ融和姿勢を発信した可能性が高いと指摘している。今後、こうした象徴的な動きが実際の外交・安全保障協力の改善につながるかが注目される。

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