パキスタン軍「タリバン高官が武装勢力の会合を主催」アフガンとの緊張再燃
AP通信によると、会合には分離独立派のバルチスタン解放軍(BLA)やアルカイダ系組織の関係者などが参加したとされる。
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パキスタン軍は10月1日、アフガニスタンのタリバン暫定政権でカンダハル州知事を務めるムラー・シリーン(Mullah Mohammad Shirin Akhund)氏が、パキスタン国内での攻撃拡大を協議する武装勢力の会合を主催したと明らかにした。
軍報道官によると、会合は8月26日にカンダハルで開かれ、複数の武装勢力の関係者が参加したという。ただし、パキスタン軍は情報を入手した経緯や、それを裏付ける証拠を示していない。
AP通信によると、会合には分離独立派のバルチスタン解放軍(BLA)やアルカイダ系組織の関係者などが参加したとされる。パキスタン軍は、これらの組織が思想的には異なる一方、パキスタン国内、とりわけ南西部バルチスタン州での攻撃を強化するため協議したと説明している。
一方、アフガン側はパキスタンの主張を否定している。タリバン暫定政権のムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官は1日、治安当局がパキスタンを標的とする活動を認めていないとし、今回の情報をアフガンに対する中傷と非難した。シンガポールの安全保障専門家からも、思想的に異なる武装勢力が広範に連携しているとの見方には疑問があるとの指摘が出ている。
ムジャヒド氏の非難コメントが出る直前、パキスタン軍はアフガンのヘルマンド州とクナル州を空爆した。パキスタンは武装勢力の拠点を攻撃し、22人の武装勢力メンバーを殺害したと明らかにした。一方、アフガン政府と国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は、この空爆によって少なくとも10人の民間人が死亡し、その多くが子どもだったとしている。
パキスタンでは近年、イスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)やBLAによるテロ攻撃が急増している。パキスタン政府はアフガンのタリバン暫定政権が越境攻撃を行う武装勢力を国内にかくまっていると非難してきたが、タリバンはこれを否定している。TTPはタリバンとは別組織だが、思想は共有している。
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