ヨルダン軍、シリアの武装集団14人の越境を阻止、国境地帯で銃撃戦

ヨルダン軍の声明によると、武装集団は激しい銃撃を伴いながら国境を越えようとした。
ヨルダン、南部マアン市(Getty Images)

ヨルダン軍は10月31日、シリアから北部ヨルダンへの侵入を試みた武装集団14人を国境警備隊が阻止したと発表した。前日の30日に発生した銃撃戦では武装集団側に多数の死傷者が出た。残るメンバーはシリア側に逃走したという。

ヨルダン軍の声明によると、武装集団は激しい銃撃を伴いながら国境を越えようとした。これに対し、国境警備隊が交戦し、侵入を阻止した。軍は武装集団の具体的な所属や身元、死傷者の人数については明らかにしていない。

今回の事件は、ヨルダンとシリアの国境地帯で緊張が高まる中で発生した。両国の関係は、シリア南部で活動する武装勢力とヨルダン国内の治安問題をめぐって不安定化している。

ヨルダンでは先週、教会を標的とした襲撃事件が発生し、死者が出た。ヨルダン政府はシリア国境を越えて活動する武装勢力との関連を指摘している。これを受け、ヨルダン軍はシリア南部に対する報復空爆を実施した。シリア側は、この攻撃で子ども3人と女性1人を含む7人が死亡したと発表し、ヨルダン側は民間人の犠牲について遺憾の意を示した。

ヨルダンはシリア内戦以降、国境を越える武器や麻薬の密輸、武装勢力の侵入への警戒を強めてきた。今回の越境未遂事件は、両国間の治安協力の難しさと、国境地帯における武装勢力の活動が依然として深刻な脅威であることを示している。

今後、報復攻撃や越境活動が続けば、両国間の緊張がさらに高まる可能性がある。

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