イラン、米軍による結婚式攻撃の犠牲者を埋葬、報復激化
9月3日の原油市場では、中東情勢への懸念から北海ブレントが一時1バレル97ドル台まで上昇し、約6週間ぶりの高値を付けた。
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イラン南部で米軍による攻撃が結婚式会場を直撃したとみられ、民間人が犠牲になったとされる。イラン側の発表によると、南部ホルモズガーン州シリク郡クヘスタクで行われていた結婚式の会場が攻撃を受け、4人が死亡、約70人が負傷した。その後、22歳の女性が病院で死亡し、死者は5人となった。9月3日、遺族や住民が犠牲者の棺を運び、葬儀が行われた。
イラン当局は攻撃現場の周辺に軍事施設などは存在せず、民間人を狙った攻撃だったと主張している。一方、米軍は民間人を意図的に標的にはしていないと説明しており、米政府は今回の攻撃について調査を開始した。バンス(JD Vance)副大統領は軍事作戦で誤りが起きた可能性を含めて検証する必要があるとの認識を示した。
今回の攻撃を受け、イランは米国への報復攻撃を強化した。イラン軍は3日未明、ミサイルや無人機を使ってクウェートにある米軍施設を攻撃したほか、イラク、ヨルダン、バーレーンなどの米軍関連拠点にも攻撃を行ったとされる。米国とイランの軍事的緊張は1カ月余りの小康状態を経て、再び大規模な衝突へ発展する懸念が高まっている。
今回の戦闘激化の背景には、イランによるホルムズ海峡での船舶への攻撃や航行妨害と、それに対する米国の軍事行動がある。米軍は革命防衛隊(IRGC)の関連施設などを攻撃対象とし、イランはこれに対抗して米軍の中東拠点を攻撃した。ホルムズ海峡は世界の原油・ガス輸送の要衝で、戦闘が長期化すればエネルギー供給への影響は避けられない。
9月3日の原油市場では、中東情勢への懸念から北海ブレントが一時1バレル97ドル台まで上昇し、約6週間ぶりの高値を付けた。船舶のホルムズ海峡通過数も通常より大幅に減少しており、軍事衝突がエネルギー市場に波及する可能性が意識されている。
一方、イランと米国の間では現在、正式な外交交渉は進んでいない。米側はイランが商船への攻撃を停止することが交渉再開の条件とし、戦闘がいつ終結するのかについても明確な見通しを示していない。
民間人の死傷者が増える中、今回の結婚式への攻撃をめぐる調査と、両国がさらなる軍事的エスカレーションを回避できるかが焦点となっている。
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