コンゴ東部で政府与党の憲法改正案に抗議するデモ、数千人が参加
デモの発端となったのは、政府与党が現行憲法の見直しを進める姿勢を示したことである。
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コンゴ民主共和国東部のゴマ(北キブ州)とブカブ(南キブ州)で28日、チセケディ(Félix Tshisekedi)大統領の3選につながる可能性がある憲法改正案に反対する大規模な抗議デモが行われ、数千人の市民が街頭に集まった。参加者たちは「憲法を守れ」などと訴え、大統領任期の制限維持を求めた。
デモの発端となったのは、政府与党が現行憲法の見直しを進める姿勢を示したことである。反対派は、改正が実現すれば現職大統領の3期目出馬への道が開かれ、民主主義の根幹である権力交代の原則が損なわれると懸念している。
一方、政府側は制度改革は国家運営の改善を目的としたものであり、特定の個人の続投を前提とするものではないとの立場を示している。
抗議が行われたゴマとブカブはコンゴ最大の反政府勢力「M23(3月23日運動)」の統治下にあり、治安情勢は極めて不安定である。そのような状況下でも多くの市民が参加したことは、政治制度への関心と不満の高まりを示すものと受け止められている。
デモは大きな混乱なく実施されたが、今後の政治情勢によっては緊張が一段と高まる可能性も指摘されている。
チセケディ氏は2019年に就任し、2023年の大統領選で再選を果たした。現行憲法では大統領の任期は5年、連続2期までと定められており、3選を可能にするには憲法改正が必要である。
このため、野党や市民団体は改正論議そのものに強く反発している。コンゴでは過去にも大統領の任期延長を巡る対立が大規模な抗議デモに発展した経緯があり、今回のデモも同国の民主主義の将来を左右する動きとして国内外から注目を集めている。
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