◎事故はブルガリア西部ボスネク村近くの高速道路で現地時間23日午前2時頃に発生した。
11月23日、ブルガリア西部の高速道路で観光客を乗せたバスがガードレールを突き破って炎上し、12人の子供を含む少なくとも45人が死亡した。
現地メディアによると、バスは北マケドニアで登録されたもので、乗客はトルコのイスタンブールから戻ってきた観光客だったという。バスの所有者は欧州旅行を企画するベサ・トランス社と伝えられている。
事故はブルガリア西部ボスネク村近くの高速道路で現地時間23日午前2時頃に発生した。警察当局によると、事故の原因は調査中で、7人が救助され病院に搬送されたという。バスは中央分離帯のガードレールを突き破り、炎上した。
AP通信によると、ブルガリアの国家調査機関は運転手を含む52人が乗車していたことを確認したという。
また北マケドニアの外務省によると、病院に搬送された7人のうち5人は北マケドニアの国民、1人はセルビア人、もう1人はベルギー人だった。
一方、アルバニアのオルタ・ジャッカ外相はソーシャルメディアに、「犠牲者のほとんどがアルバニア人だった」と投稿したが、国籍は明らかにしなかった。
ブルガリアのメディアによると、事故を起こしたバスはトルコから北マケドニアに戻る4台のバスの1台だったという。他のバスは北マケドニアの目的地に到着したと伝えられている。
犠牲者の詳細は明らかにされていないが、当局によると乗客の多くは20代だったという。
ブルガリアのステファン・ヤネフ暫定首相は事故現場を視察し、犠牲者に哀悼の意を表した。
北マケドニア政府は国民に黙祷を呼びかけ、3日間の追悼を宣言した。政府庁舎は半旗を掲げ、国内の主要なイベントはすべて中止された。
欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は声明で犠牲者とその家族に哀悼の意を表した。
事故発生地点