◎女性たちは6月8日に地元で「盗賊」と呼ばれている組織に誘拐された。
2018年3月21日/ナイジェリア、イスラム過激派組織ボコ・ハラムに誘拐され、その後解放された学生と保護者(Jossy Ola/AP通信)

ナイジェリア北部ザムファラ州の当局は20日、反政府武装勢力に誘拐された女性と子供100人を保護したと発表した。

女性たちは6月8日に地元で「盗賊」と呼ばれている組織に誘拐された。州当局によると、事件の中で4人が犠牲になったという。

ナイジェリアの北部地域はイスラム過激派組織ボコ・ハラムを含む反政府武装勢力の活動拠点になっており、2020年12月以来、少なくとも1,000人が誘拐され、10人以上が死亡し、200人以上が現在も行方不明と伝えられている。

州当局は記者団に対し、「身代金は支払っていない」と述べたが、それ以上の情報は明らかにしなかった。6月8日に誘拐された女性と子供の正確な数も不明。

ムハンマド・ブハリ大統領は先日、軍に北部のザムファラ州、カツィナ州、カドゥナ州の反政府武装勢力を一掃するよう命じたが、今回の救出と軍の作戦が関連しているかどうかは明らかにされていない。

州当局は、「8日の誘拐事件はこの地域で活動している盗賊、誘拐犯、武装強盗、牛泥棒、および主に金銭目的で動く武装民兵の仕業であり、当局はこれからも組織を厳しく取り締まる」と述べた。

ボコ・ハラムは2014年に北東部ボルノ州の中等学校を襲撃し、女子生徒276人を誘拐した。生徒の大半は今も行方不明のままである。

ブハリ大統領の指示を受けたナイジェリア空軍は北部に戦闘機と要員を配備したが、先週、ザムファラ州とカドゥナ州の州境付近を飛行していた戦闘機が組織の攻撃を受け墜落した。パイロットは墜落前に脱出し無事だった。

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