◎ふたりはコロナ救済法案第3弾、「CASH法案」をめぐる政治的戦いの最前線に立っている。
1月2日、アメリカの主要メディアによると、何者かが共和党のミッチ・マコーネル上院院内総務と民主党のナンシー・ペロシ下院議長の自宅を攻撃したという。
<被害>
・マコーネル氏(ケンタッキー州):「私のお金はどこにあるの?」などの言葉が自宅の壁に落書きされていた。
・ペロシ氏(カリフォルニア州):自宅の外に切断された豚の頭が置かれ、壁に落書き。
ふたりはコロナ救済法案第3弾、「CASH法案」をめぐる政治的戦いの最前線に立っている。
昨年末、米下院はCOVID-19経済救済法(第2弾)の市民への援助を1人600ドルから2,000ドルにアップグレードするCASH法案に投票し、賛成多数で可決した。
しかし、マコーネル氏は、トランプ大統領も認めているこの法案を承認せず、コロナウイルスに苦しめられている市民と中小企業を打ち負かした。
マコーネル氏は12月30日に、「上院は助けを必要としない民主党の金持ちの友人に資金を提供しようとは思わない。私たちが数兆ドルの国債を発行していじめられることはないだろう」と語った。
マコーネル氏は破壊行為が伝えられた後に声明を発表した。
ミッチ・マコーネル上院院内総務:
「民主的プロセスに参加するすべてのケンタッキー市民に感謝する」
「攻撃は誤りである。破壊と恐怖の政治はアメリカに存在しない。私は攻撃を容認せず、脅しに屈するつもりもない。私の決意はより一層強固なものになった」
サンフランシスコ警察は声明で「調査を進めている」と述べた。ペロシ氏はまだコメントを発表していない。
1月1日、上院は2021国防授権法(NDAA)を賛成多数(賛成81票ー反対13票)で可決し、トランプ大統領の拒否権を無効にした。
新米国議会(上下両院)は1月6日に宣誓する。