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▽中央銀行の目標値は3%(プラスマイナス1%)である。
メキシコ、首都メキシコシティの市場(ロイター通信)

メキシコの25年4月の消費者物価指数(CPI)が3月を上回る可能性が高まった。

ロイター通信は5日、アナリストの予想値を公表し、4月インフレ率の中央値が3.90%増となり、3月の3.80%を上回った。

中央銀行の目標値は3%(プラスマイナス1%)である。

変動の大きい食品とエネルギー価格を除いたコア・インフレ率の4月中央値は3.92%増。3月は3.64%であった。

市場は4月のインフレ率が3月から0.3~0.45%上昇、コア・インフレ率は0.4~0.5%上昇すると予想している。

中央銀行は3月、政策金利を0.5%引き下げ、9.0%に設定。インフレの鈍化を強調する一方、貿易摩擦と経済見通しの悪化に関連する不確実性の高まりを警告した。利下げは2会合連続であった。

次回の金融政策決定会合は5月15日に予定されている。

25年第一四半期のGDP伸び率は市場の予想を上回り、前年比プラス0.2%。テクニカル・リセッションを回避した。

国際通貨基金(IMF)は先月末に公表した2025世界経済見通しで、トランプ米政権の関税がメキシコ経済に打撃を与え、25年GDPが0.3%縮小すると予想。1月時点の予想はプラス1.4%であった。

メキシコ財務省は25年のGDP伸び率をプラス1.5~2.3%と予想している。

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