▽モロッコは2030年にスペイン、ポルトガルとともにFIFAワールドカップを共同開催する準備を進めており、高速鉄道、都市間鉄道、都市鉄道網の拡張を計画している。
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アフリカ北部・モロッコの国王モハメド6世(King Mohammed VI)は24日、2030年までに同国の主要観光拠点であるマラケシュまでの高速鉄道建設を含む、960億ディルハム(約1兆4680億円)相当の鉄道拡張計画を許可したと明らかにした。国営メディアが報じた。
モロッコは2030年にスペイン、ポルトガルとともにFIFAワールドカップを共同開催する準備を進めており、高速鉄道、都市間鉄道、都市鉄道網の拡張を計画している。
王室はこの投資が発展途上の鉄道産業の発展に役立つことを期待している。
新高速鉄道は大西洋岸のケニトラを起点にマラケシュまで430キロほど南下し、途中、ラバトとカサブランカに乗り入れる。
この路線はマラケシュとタンジェ間の所要時間を2時間40分短縮。ラバトとカサブランカの空港間の所要時間を35分に短縮する。
国営鉄道会社ONCFは2月、フランス、スペイン、韓国から車両168両を29億ディルハムで購入する契約を結んだと明らかにしていた。