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▽今回の制裁金は巨大IT企業による市場独占を防ぐことを目的とするデジタル市場法(DMA)に基づき科された。
米アップルのアイフォンとメタ・プラットフォームズのロゴ(Getty Images)

EUの規制当局が23日、米IT大手アップルとメタ・プラットフォームズに数億ユーロの制裁金を科した。

EUの執行機関である欧州委員会は反トラスト法(独占禁止法)に違反したとして、アップルに5億ユーロ(約810億円)の制裁金を科した。

欧州委員会は理由について、「アプリメーカーがApp Store以外の安価な選択肢をユーザーに紹介することを妨げた」と説明している。

メタに対してはフェイスブックとインスタグラムのユーザーに、パーソナライズされた広告を見るか、お金を払って広告を避けるかの選択を迫ったとして、2億ユーロ(約324億円)の罰金を支払うよう命じた。

今回の罰金は欧州委員会が反トラスト法違反事件でIT大手に科してきた数十億ユーロの巨額の制裁金よりも少額であった。

アップルとメタは60日以内に制裁金を支払うか、控訴する必要がある。

この決定は3月に下される予定であったが、米企業に影響を与えるEUの厳しい規制に繰り返し苦言を呈しているトランプ(Donald Trump)米大統領との大西洋を越えた貿易戦争がエスカレートする中、延期されていた。

今回の制裁金は巨大IT企業による市場独占を防ぐことを目的とするデジタル市場法(DMA)に基づき科された。

アップルとメタは欧州裁判所に異議を申し立てる予定である。

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