▽バノルテは2022年にバナメックスの買収競争から撤退。シティは結局、パナメックスの買い手を見つけることができなかった。
.jpg)
メキシコの金融グループ「バノルテ」は23日、米金融大手シティグループ傘下のバナメックスの買収を検討していると明らかにした。
バノルテは2022年にバナメックスの買収競争から撤退。シティは結局、パナメックスの買い手を見つけることができなかった。
シティはバナメックスをメキシコの鉱山開発最大手グルポ・メヒコに70億ドルで売却する寸前までいったが、メヒコとオブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領との間に緊張が走り、取引は決裂した。
シティは現在、バナメックスの上場を目指している。メキシコとニューヨークでの二重上場の可能性もある。
バノルテの幹部は23日の会見で、「私たちの義務は、市場に出ているものは何でも見て、分析することだ。そして、取締役会が決定し、株主が何かしらの決定を下す」と述べた。
バノルテは23日遅くに株主総会を開く。同社は1株当たり9.99ペソの配当と、今後12ヶ月間に320億ペソの自社株買い基金の再確立を提案する予定である。