▽サウジ王室はEV復旧率を24年の1%から、5年後に30%まで引き上げるという野心的な目標を掲げている。
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サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが21日、中国の電気自動車(EV)大手BYDとEV車の技術開発契約を結んだ。
アラムコ傘下のサウジアラムコ・テクノロジーズ・カンパニー(SATC)はサウジ王室がよりクリーンなモビリティへの移行に向けた取り組みを強化する中、EVの効率と環境性能を高めることを目指している。
BYDのライバルである米EV大手テスラは10日に首都リヤドでイベントを開催し、サウジでの販売を開始した。
テスラのマスク(Elon Musk)CEOは世界中で反テスラ運動が続く中、サウジを含む湾岸諸国の市場に注目している。
アラムコは21日の声明で、「革新的な低炭素燃料から先進的なパワートレイン・コンセプトまで、輸送効率を最適化する可能性のある多くの方法を模索している」と述べた。
サウジ王室はEV復旧率を24年の1%から、5年後に30%まで引き上げるという野心的な目標を掲げている。
しかし、これを達成するのは容易ではない。東西を結ぶ主要幹線道路(約900キロメートル)に充電ステーションはひとつもない。国内の充電ステーション数は24年末時点で101カ所、人口が3分の1のUAEは261カ所である。