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全土▽ウクライナ空軍によると、東部のいくつかの地域に21日午前0時過ぎに空襲警報を出し、その範囲を徐々に拡大したという。
ウクライナ、首都キーウ、ウクライナ軍の防空システム(Getty Images/AFP通信)

ウクライナ政府は21日未明、ロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領が一方的に宣言したイースター停戦が終了する前からロシア軍のドローン空爆や砲撃が相次ぎ、首都キーウを含む国分の半分に空襲警報を出していると発表した。

プーチン氏は19日、復活祭に合わせてウクライナでの一時的な停戦を一方的に宣言。モスクワ時間19日午後6時から21日午前0時までの30時間、軍事行動を停止するよう全軍に命じた。

ロシア大統領府は20日、プーチン氏はこのイースター停戦を延長する命令を出していないと発表。国営タス通信が大統領府のペスコフ(Dmitry Peskov)報道官のコメントを引用して伝えていた。

ウクライナ軍はロシア軍による3000回近くの停戦違反を確認したとしている。

一方、ロシア軍もウクライナ側が1000回以上停戦を破ったと主張した。

名ばかりの停戦はあっという間に終了し、南部ミコライウ州で激しい空爆が報告される中、ウクライナ空軍は空襲警報のエリアを徐々に拡大した。

和平交渉を仲介するトランプ米政権はイースター停戦を歓迎。ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領はロシア軍が何度も停戦を破ったと非難する一方、この停戦を確立し、その期間を30日間延長するよう繰り返した。

しかし、プーチン氏は停戦延長を認めなかった。

ウクライナ空軍によると、東部のいくつかの地域に21日午前0時過ぎに空襲警報を出し、その範囲を徐々に拡大したという。

ロシア国防省は20日、ウクライナ軍が停戦期間中、444回ロシア軍陣地を銃撃し、900回以上のドローン攻撃を確認したと主張した。

トランプ(Donald Trump)大統領は18日、ロシアとウクライナの和平合意が成立する明確な兆候が早期に見られなければ、仲介から撤退する意向を示していた。

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