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▽米国はEU産鉄鋼、アルミニウム、自動車に25%の輸入関税を課している。EUの相互関税率は20%だ。
米ワシントンDCホワイトハウス、トランプ大統領(右)とハンガリーのオルバン首相(Getty Images)

ハンガリーオルバン(Viktor Orbán)首相がトランプ米政権による関税の影響を相殺するために、新たなビジネス契約を半年以内に米国と締結する予定だ。オルバン氏が18日、明らかにした。

EU加盟国であるハンガリーの自動車部門は同国経済の基幹産業である。

ハンガリーはパンデミック以来、長引くインフレ、経済的・社会的苦境、貧弱な医療制度、失業率の増加などに悩まされてきた。

オルバン政権は2026年の総選挙に向けてインフレ抑制に努める一方、米国の関税で基幹産業が大打撃を受ける可能性に直面している。

オルバン氏は地元メディアのインタビューで、「我々は米国と、我々にとって有利な取引をするために協議している。関税はハンガリーにとってマイナスになるだろうが、我々はそれを相殺するために他の経済的な取引について交渉している」と語った。

トランプ(Donald Trump)大統領は17日、メローニ(Giorgia Meloni)伊首相と会談した際、米欧が90日間の相互関税停止中に貿易協定を締結できると自信を示した。

米国はEU産鉄鋼、アルミニウム、自動車に25%の輸入関税を課している。EUの相互関税率は20%だ。

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