▽この事件はカンザスシティのテスラ販売店で3月17日夜に発生。2台のサイバートラックと2つの充電ステーションが被害を受けた。
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米ミズーリ州カンザスシティに住む19歳の男が電気自動車(EV)大手テスラの販売店を襲撃したとして逮捕された。司法省が18日、明らかにした。
この事件はカンザスシティのテスラ販売店で3月17日夜に発生。2台のサイバートラックと2つの充電ステーションが被害を受けた。
司法省によると、ボストンの大学に通うオーウェン・マッキンタイア(Owen McIntire、19歳)が逮捕され、18日にカンザスシティ連邦裁判所に出廷したという。
容疑者は事件当時、春休みでカンザスシティに滞在。放火、破壊行為、不法武器の所持などの罪に問われている。
テスラのマスク(Elon Musk)CEOがトランプ政権の政府効率化省(DOGE)の責任者に就任して以来、テスラ車や販売店などを狙った事件が多発。全米の各都市で被害が報告されている。
捜査当局は今週、テスラへの放火でこの容疑者を含む2人を逮捕した。
宣誓供述書によると、カンザスシティ警察の署員は3月17日の23時16分頃、テスラ販売店の駐車場に駐車していたグレーのサイバートラックから煙が出ているのを目撃した。
警察官はサイバートラックの近くで、不発の焼夷弾(火炎瓶)とみられる物体を回収した。
火は1台のサイバートラックから2台目のサイバートラックへと燃え広がり、2台の充電ステーションも炎に包まれた。
アルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)の局長代理は宣誓供述書の中で、「これは破壊行為ではなく、暴力的な犯罪行為だ」と述べた。