スポンサーリンク
▽ルラ政権は輸入肥料への依存を減らすことを公約に掲げ、ペトロブラスとユニゲルなどに対し、肥料分野への投資を増やすよう働きかけてきた。
国営ブラジル石油公社(ペトロブラス)の本社(ロイター通信)

ブラジルの国営ブラジル石油公社(ペトロブラス)の取締役会が北東部の肥料工場の操業を再開するためのパートナー選定計画を承認した。現地メディアが18日に報じた。

ブラジルに拠点を置く中南米最大の化学会社ユニゲルはペトロブラスに対し、肥料工場での損失に対する補償を要求していた。

ペトロブラスは2019年、北東部バイア州とセルジペ州にある2つの肥料工場を10年契約でユニゲルに賃貸した。

しかし、ユニゲルは天然ガス価格の高騰により、2023年から両施設を停止している。

農業大国であるブラジルは世界トップクラスの肥料消費国であり、その80%以上を輸入している。

両社は現在、操業停止、ユニゲルの投資、ガス供給条件をめぐる意見の相違を含め、リース契約に関連する仲裁手続きを行っている。

ロイター通信は情報筋の話しとして、ペトロブラスの取締役会はユニゲルとの和解が成立した場合に備え、北東部の2工場を運営する新たなパートナーの選定準備を進めているという。

ルラ政権は輸入肥料への依存を減らすことを公約に掲げ、ペトロブラスとユニゲルなどに対し、肥料分野への投資を増やすよう働きかけてきた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク