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▽KFCは長い間、パキスタンで米国の象徴とみなされ、過去数十年、反米感情の矢面に立たされてきた。
2025年4月17日/パキスタン、中部パンジャブ州カラチ、ガザ紛争に抗議するデモ(Getty Images)

パキスタンでファストフード大手のKFCの店舗が抗議デモの標的となり、首都イスラマバードや最大都市カラチなど、10店舗以上が被害を受け、170人以上が逮捕された。警察が18日、明らかにした。

それによると、ガザ紛争に抗議するデモが暴徒化し、パキスタンで米国の象徴とみなされているKFCが標的になったとみられる。

国家警察は声明で、「カラチ、ラホール、イスラマバードなどでKFCの店舗が攻撃の対象となり、過去数週間で178人が逮捕された」と明らかにした。

KFCとその親会社である米外食大手ヤム・ブランズはコメントを出していない。

ロイター通信は情報筋の話しとして、ラホールのKFCで働く従業員1人が今週、何者かに射殺されたと伝えている。これがガザ紛争の抗議デモに関連しているかは分かっていないとのこと。

ラホール警察は18日、市内のKFC2店が攻撃を受け、5店舗で襲撃未遂があったとして、市内の27店舗とその周辺のパトロールを強化していると明らかにした。

KFCは長い間、パキスタンで米国の象徴とみなされ、過去数十年、反米感情の矢面に立たされてきた。

欧米のブランドはこの数ヶ月、パキスタンを含むイスラム教徒が大多数を占める国々でガザ紛争に抗議するデモや不買運動に直面している。

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