▽フェルナンデス氏は2007年から2015年まで2期連続で大統領を務め、2019年から2023年までは副大統領を務めた。
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米国務省は21日、アルゼンチンのフェルナンデス(Cristina Fernández)元大統領と元政府高官を制裁リストに追加し、入国を禁じると発表した。
ルビオ(Marco Rubio)国務長官は声明で、フェルナンデス氏らが公共事業契約に絡む複数の贈収賄を指揮し、金銭を得ることでその地位を乱用し、政府に数百万ドルの損失を与えたと述べた。
それによると、入国禁止は2人の近親者にも適用されるという。
これにより、フェルナンデス氏の夫であるアルベルト・フェルナンデス(Alberto Fernández)前大統領も米国への入国を禁じられた。
アルベルト・フェルナンデス氏も横領疑惑で調査を受けている。
ルビオ氏は今回の措置について、「アルゼンチン国民と投資家の信頼を損なうものであると判断し、決定に至った」と述べた。
フェルナンデス氏は2007年から2015年まで2期連続で大統領を務め、2019年から2023年までは副大統領を務めた。
高等裁判所は昨年11月、フェルナンデス氏に禁固6年の実刑判決を言い渡した。上告審の日程は決まっていない。