▽麻しんは「麻しんウイルス」によって引き起こされる急性の全身感染症。ウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強い。
ワクチン(Getty-Images).jpg)
米テキサス州西部で報告された麻しん(はしか)の患者が309人に達した。保健当局が21日、明らかにした。
それによると、この3日間で30人の患者が報告されたという。
全米で昨年確認された麻しん患者は285人。疾病対策センター(CDC)によると、テキサス州の今回の流行は過去数十年で最悪だという。
麻しんは「麻しんウイルス」によって引き起こされる急性の全身感染症。ウイルスの感染経路は空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強い。
免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染すると一生免疫が持続すると言われている。
テキサス州保健サービス局(DSHS)によると、ほぼすべての患者がワクチン未接種者または接種状況不明。これまでに少なくとも40人が入院している。
麻しん、おたふくかぜ、風疹(MMR)ワクチンを2回接種した人の発症は2例である。
感染内訳は5~17歳が130人で最も多く、次いで4歳以下の子供が102人となっている。
CDCによると、全国の感染者数は21日時点で378人。テキサス、アラスカ、カリフォルニア、フロリダ、ジョージア、カンザス、ケンタッキー、メリーランド、ミシガン、ニュージャージー、ニューメキシコ、ニューヨーク、オハイオ、ペンシルベニア、ロードアイランド州、バーモント、ワシントンの少なくとも17州で報告されている。