▽ブラジルはこの夏、灼熱の熱波に耐えてきた。
.jpg)
ブラジル南部リオグランデドスル州の5つの都市が6日、猛暑のため学校を閉鎖した。
TVグローボによると、5地区の小中高校はほぼ全て休校となり、一部はオンラインで授業を行っているという。授業は10日に再開される予定だ。
ブラジル国立気象研究所(INMET)はリオグランデドスル州と他の4州に高温警報を発令中。その多くで最高気温が月平均を5度ほど上回っている。
ユネスコが1月に公表した報告書によると、昨年ブラジルで発生した異常気象は洪水や干ばつを中心に、少なくとも117万人の子供たちに影響を与えたという。
その多くはリオグランデドスル州で発生し、2024年5月に同州を襲った洪水では74万人以上が授業を受けられなかった。
ブラジルはこの夏、灼熱の熱波に耐えてきた。リオデジャネイロでは先月、最高気温44度を観測。過去10年で最も厳しい夏となり、40度以上を連発した。
昨年の熱波、洪水、干ばつはコーヒー豆の生産に大打撃を与え、その取引価格は最高値を更新。影響は現在も続いている。