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▽ガボンの人口は約230万人。23年の軍事クーデターでオンディンバ大統領が追放され、ヌゲマ氏が暫定政権を率いている。
アフリカ中部・ガボン、軍事政権を率いるヌゲマ将軍(Getty Images)

アフリカ中部・ガボンの軍事政権を率いるヌゲマ(Brice Oligui Nguema)将軍が3日、来月予定されてい大統領選挙に立候補すると発表した。

ヌゲマ氏は首都リーブルビルの集会で演説。「慎重に検討した結果、国民の多くの訴えに応えるため、大統領選挙に立候補することを決意した」と語った。

ガボンの人口は約230万人。23年の軍事クーデターでオンディンバ(Ali Bongo Ondimba)大統領が追放され、ヌゲマ氏が暫定政権を率いている。

オンディンバ氏は1967年から同国を統治してきた父親の死去を受け、2009年に大統領に就任。一族の支配は半世紀以上にわたって続いた。

多くの国民がクーデターを歓迎。大統領選を含む総選挙は25年8月に行われる予定であったが、4月12日に前倒しされた。

同国は昨年11月に新憲法の是非を問う国民投票を実施、有権者の9割が賛成に投じた。そして議会は先月、新しい公職選挙法を採択した。

この選挙法は、過去には不可能であった、国内のすべての選挙において軍人が候補者となることを許可するものであり、議論を呼んだ。これにより、ヌゲマ氏の出馬が可能となった。

大統領の任期は7年で3選不可。

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