▽世界保健機関(WHO)が2日に公表した最新の統計によると、これまでに少なくとも1096人が感染し、60人が死亡したという。
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米疾病対策センター(CDC)は3日、アフリカ中央部・コンゴ民主共和国西部の赤道州で蔓延している原因不明の病気について、注意深く監視していると明らかにした。
CDCは声明で、「コンゴへの支援について、保健当局と協議している」と述べた。
世界保健機関(WHO)が2日に公表した最新の統計によると、これまでに少なくとも1096人が感染し、60人が死亡したという。
WHOは汚染された水源からウイルスが拡大した可能性があるという見方を示している。赤道州では1月下旬頃からマラリアによく似た症状を訴える患者が急増している。
WHOによると、コンゴ中央部では昨年12月にも未知の病気が報告され、その後マラリアや呼吸器系の疾患であることが明らかになったという。
マラリアはマラリア原虫をもった蚊に刺されることで感染する疾患。最も多い症状は発熱と悪寒で、発熱の数日前から倦怠感、背部痛、食欲不振など、不定の前駆症状が認められることもある。予防も治療も可能だ。
WHOによると、2022年の世界のマラリア感染者数は約2億4900万人、死者数は約60万8000人。その95%はアフリカ大陸で報告されている。
WHOは初期の検査でエボラウイルスやマールブルグウイルスは検出されなかったと報告。また先週の声明では「検査サンプルの約半数がマラリアの検査で陽性を示した」と明らかにした。